Episode ページ1
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突然だが、現在私、イ・Aには彼氏がいる。多分彼氏。
名前はハン・ジソン。私と同じ高校1年。
付き合った経緯はというと、所謂私の一目惚れってやつで…
それはもう、めちゃくちゃ大変だった。
ハン・ジソンという男は極度のコミュ糞で、入学早々告白をぶちかました私は、承知の通り話しかけようとしてもことごとく逃げられていた。まぁ…私が悪いんだけど。それで、3か月ほど頑張ってもダメで遂には「…………ゴメン」の一言。
結構、真面目だった。
彼の友達と話すときの馬鹿やってる明るい笑顔と、放課後の1人静かに音楽を聴いてる彼が好きで…
そんな心ズタボロ状態だった私に、相談相手でもあった幼馴染である自称(実際)モテるファン・ヒョンジンさんが背中を押してくれた。というか、嘲笑われた。お前は所詮そんなものなんだなと。
…だいぶムカついた。だから、最後に、最後に当たって砕けようと…ちゃんと、精一杯の私の気持ちを彼に伝えてみた。
そしたら、
HN「…おれ、なんかでいいの、
こんな奴だし、君みたいないい子…とは」
はなして、くれ…た、?
「ッ、っう"、」
HN「、ぅえ…⁉」
「う"、ぁ、す"…すき"、です"〜"、‼」
決壊してしまった。今思うと最悪な告白だったかもしれない。…ただ、彼が私に言葉のパスをくれたのが嬉しくて、ひとまず泣いた。多分めっちゃやばい奴だったと思う。
でも彼はなぜはその時の私にキモがりもせず、…ただ、頭をなでてくれた。凄く暖かかった。それもまた涙をあふれさせて、ずっと泣いてた。そっから、付き合え、て、今に至る。
ここまでは、いいのである。だが問題は……
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作者名:>< | 作成日時:2023年12月14日 23時