癒し担当黒くん (ページ7)

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黒side

俺だって、樹とイチャイチャしてたいよ。

だけどもし俺と樹が恋人だとバレたらと思うと。

まだ俺らだけならいいけど、他のメンバーにもなんならジャニーズ事務所全体に迷惑をかけることになる

なんとしてもそれだけは、阻止したい

それに普段からダメって言ってる訳じゃなくて、仕事中ってだけ

そもそも、ちゃんとプライベートとの切り替えを作るべきだったんだよ。

そうそう、と自分に言い聞かせる

樹の口から最後に聞こえた言葉は、低くて怒っているようで怖かった。

あれ以降プライベートで遊ぶこと、いやデートがなくなった。

多分怒らせた。

でも、仕事中にくっつくのやめてって言っただけなのに。

俺も普段から、樹に触れないことで我慢の限界がきた。

最近忙しかったから、樹に癒して欲しかったのだ。

プライベートは、構って貰えず。
ならばと撮影時に、ちょっとくっつくことを決めた。

触らないでと、俺が言ったけどこれくらいなら、メンバーとスキンシップ程度だから大丈夫だろうって、思ってしまった。

いざ始まった撮影

樹とは、少し離れた立ち位置になった。
自分で言ったが避けられていて、胸がギュッとなる

たがさすがSixTONES

動きまくって
気づいた時には、立ち位置がめちゃくちゃになっていて、樹の隣にいた。

動画の締めに入ったとき、さりげなく肩を組んで見た。

「肩組むなよ、お前！」

強めな口調で、腕を降ろされる

正直泣きそうで、下を向く

確かに自分で、言ったけどここまで無視しなくたっていいじゃんか

自分の言った一言で、こんなにも溝が出来るなんて思ってなかったんだよ