癒し担当黒くん (ページ15)

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黒side

本当は、ジェシーの誕生日に直接会ってお祝いしたかった。

神様は意地悪なようで、そんな願いは叶わず

ジェシーの誕生日の6月11日は、共演者さんと一緒に迎えた。

こんな夜遅くまでやるのは、結構ブラックだななんて他人事のように感じる

終わった頃は、もう夜明け

午後からメンバーとの仕事があるから、午前は空いてる。

スケジュール帳を見るとジェシーも午前は空いてる

「マネージャー、ジェシーの家向かって」

マネージャーは、申し訳なさそうな顔をした。

「分かりました。本当は日付変わる前に仕事終わる予定だったんですけどね。ジェシーさんによろしく言っておいてください」

「うん、ありがとうマネ。このあとは他のマネに頼むから、今日は休んでお疲れ様」

こんな時間まで付き合わせてしまった、マネージャーに申し訳なさを感じつつジェシーの家へ送ってもらった。

チャイムをならそうとした時に気がついたが、朝早い時間めっちゃ迷惑じゃね？

別に行くと言った訳でもないし、これめっちゃ迷惑じゃん

どうしたものか、ジェシーに渡すようのプレゼントは持ってる

これだけ置いて帰るか？

いや盗まれる可能性が…

なんて悩みに悩んでいたら、ドアが開いた。

まさか開くとは思っていなくて頭にドアがぶつかった。

「、、いでっ」

「わ！ごめん」

「ジェシーだ。びっくりした」

「この家から出てくるのは俺だけだよ。ほくちゃんいらっしゃい」

頭を撫でられながら家に招かれる

「なんで俺が家の前にいるって気づいたの？」

「そんなの、GPSだよ」

ちょっと怖いことを聞いたが、誕生日と言うことで聴き逃してやろう

「ジェシー、誕生日おめでとう！遅くなってごめんね！」