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直接 (×赤) ページ14

赤side

6月11日
24:00

俺の誕生日

700人近くいる友達の数十人から、ババっと誕生日おめでとうLINEがやってくる。

この人最近話してないや、とか思いつつ既読を付けず目当ての人を探す。


「あった。」


彼のアイコンをタップして、メッセージに既読をつける


『ジェシー誕生日おめでとう!直接お祝いしたかったけど、お仕事長引いちゃってるのごめんね。」


誕生日を祝えなかったことを謝ってる彼が、愛おしくもあり悲しくなった。

彼…北斗とは、恋人同士だ。

告白は、俺から
最初は驚いて断られたが、諦めず何回も告白する俺に次第に惹かれたらしく
ついには2ヶ月前付き合うことができたのだ。

2ヶ月前という最近付き合ったことも関係していて、まだ同棲はできていない。

お互いアイドルで同じグループ

見つかると大変な事になるのは、分かってるけどいつしか一緒に暮らしたいなんてことは北斗と話していた。

しかしまだ叶っていない今、彼と会える機会はとても少ない

それは彼も俺も忙しいから、だけど


『大丈夫!仕事頑張れ!倒れんなよ!』


「少しくらい会ってくれてもいいんじゃないかな」

そんなわがままな心の声はメッセージを送ると同時に口からこぼれた。

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作者名:みずな | 作成日時:2022年5月7日 18時

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