第12話 ページ14
pi「じゃ、行っておいで。」
sg「….寂しいですけど……。」
kr/tr「いつでも帰ってきていいから/ですからね。」
………みなさん、驚いてください。←
今私は何故か、我々国に向かっています。
……なぜこうなったのか…。
あの騒ぎの後、総統閣下に言いくるめられたのでしたっけ。
それで、坊ちゃん方も渋々ながら承知した…と。
ただし、一月に一度は会う約束で。
ただのメイドにここまでする理由が分かりませんが、決まったことは決まったことです。
今、私は馬車の中。
持ち物は少なく、着慣れたメイド服、坊ちゃん方がお別れにくれたプレゼント、我々国幹部の皆さんにもらった贈り物……
それから………
『…お母様……。』
母の写真が入ったロケット。
写真がうっすらとしか見えないほどに色褪せたそれは、私が唯一持つ家族の写真。
物思いに耽りながら馬車に揺られながら、頭をとある影がよぎる。
『………スウィンドラー嬢…。』
昔、身分を偽って遊んだ、可愛い女の子。
綺麗な瞳だったっけなぁ。
『…貴方にも、いつか……』
逢いたいです…。
、
、
、
gr「…ホラ、着いたゾ。」
他の幹部様より一足先に着いた総統閣下が、扉を開けてくれる。
出た時は昼だったのがすっかり夜になった時に、馬車は我々国に着いたようだ。
走らないと、こんなにかかるんですね…。←
gr「…どうした。
そこそこ急いだつもりだが。」
『…あ、いいえ。
……走らないと、結構かかるんですね。』
目を見開く総統閣下。
……何か変なことを言ってしまったでしょうか。
gr「クッ……フフッ、フハハ！！
そうかそうか、面白い…。」
いきなり笑い出したかと思えば、次の瞬間には私の目を覗き込んでいる総統閣下。
ふと、闇と同化するほど黒いエプロンを渡される。
gr「…コレを着るか着ないかは、お前次第だ
…A。」
にやり、と笑った総統閣下。
『…恐縮で、ございます。』
エプロンを眺めながら、城へ歩き始める。
その時、頭上で、何かが音をたてた。
『…っ、グルッペン様！！！』
反射神経に全てを任し、総統閣下を庇う。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1022人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ウパーくん - 初コメ失礼します🙇 本当にメイドちゃんがgrさん達に貰ったプレゼントを身に付けてるのマジ好きすぎる‼️ (2022年7月31日 1時) (
レス) @page43 id: a71b74aaab (このIDを非表示/違反報告)
すなめり(プロフ) - わーい＼(^o^)／さん» サラッサラです！((コメントに気付いてなかったなんて言えない() (2021年9月20日 7時) (レス) id: 87eae225ed (このIDを非表示/違反報告)
わーい＼(^o^)／ - 神通り越して、髪ですね！(ごめんなさい完結してないと思ってたなんて言えない) (2021年8月1日 22時) (レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
すなめり(プロフ) - おつ2@通りすがりの饅頭さん» こっ、こここコメントありがとうございます！！迷子については触れないでおきますね！() (2021年2月25日 15時) (レス) id: 28f94f75c2 (このIDを非表示/違反報告)
おつ2@通りすがりの饅頭 - しばらく迷子になってたら完結してただと…！？完結おめでとうございます！ (2021年2月25日 8時) (レス) id: e7282832ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すなめり | 作成日時：2020年8月11日 20時
