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数分部屋の中を探っただろうか。
あまりに何もなさすぎて、ヒョンジンくんは「やっぱキスしてみない？」と言った。
やっぱりそうなるか………。
「うーん………」
「ヌナは僕とキスするの嫌？」
「え、えー………嫌じゃないよ、嫌な訳ないけど、」
続きが分からなくなって口ごもる。
するとヒョンジンくんは一歩距離を詰めて私の顔を覗き込んできた。その切れ長で鋭い瞳と目が合ってどきっとする。
「嫌じゃないけど、何？」
1、2、3……………だめだ。
見つめ合っている状況に耐えられなくなって目を逸らした。が、ヒョンジンくんはそれを許してくれない。無理やり目を合わせようと私の視界に映り込もうとする。心臓がうるさい。
「……ヌナ」
「ち、近いよヒョンジンくん……」
息がかかるぐらいの近さで見つめられる。
変に緊張した雰囲気にもう耐えられそうにない。
ジリジリと後ろへ後ずさると、背中は壁に当たってしまった。逃げ場はもう、ない。ヒョンジンくんの顔がスローモーションで近づいてくる。キス、される。
「……」
唇が触れ合った瞬間、カチャン、と音がした。たぶんドアの方からだ。
目も瞑れなかった私と、ゆっくりと目を開けたヒョンジンくんが再び見合う。顔が熱い。
「…ヌナ可愛い」
「……、」
「好きになっちゃいそう」
間近で、そんな格好いい顔で告白まがいのこと言われたら誰でも落ちるに決まってる。
何も言えないでいると、もう一度ヒョンジンくんの視線がつ、と下を向いた。今度は受け入れるかのように私も瞼を閉じた。
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出られない部屋シリーズは全メンバー書きたい所存です
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ねむを(プロフ) - 千景さん» そう言っていただけて安心しました〜！素敵なご意見ありがとうございました！！ (2023年2月13日 21時) (
レス) id: 89ca3ce3a0 (このIDを非表示/違反報告)
ねむを(プロフ) - にゃんさん» こちらこそありがとうございました！！ (2023年2月13日 21時) (レス) id: 89ca3ce3a0 (このIDを非表示/違反報告)
千景(プロフ) - 2つとも採用していただきありがとうございます🙌🏻💕 特にリノのお話がドンピシャすぎました🥲♡ (2023年2月12日 16時) (レス) @page48 id: 2ff177cf34 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - わぁぁ!リクエスト採用してくださりありがとうございます✨ (2023年2月2日 23時) (レス) @page41 id: 58d06a67d0 (このIDを非表示/違反報告)
ねむを(プロフ) - まふゆさん» そう言ってもらえて安心しました…！！学パロ書くの楽しいことに気づいたので今後もちょくちょく書いていこうと思います☺️またいつでもお受けします〜！ (2023年2月2日 23時) (レス) id: 89ca3ce3a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむを | 作成日時：2023年1月3日 19時
