33話 蝶屋敷 ページ34
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会議が終わって、私は興味本位から炭治郎くんの様子を見に行くことにした。
「イィィヤァァァァア!!!!」
叫び声が聞こえた。
え、なに…拷問でも行われてるの?蝶屋敷で…?
少し小走りで蝶屋敷に行くと、しのぶさんの継子のカナヲちゃんが私を迎えてくれた。
「こんにちは!カナヲちゃん!」
「………雛さん、こんにちは」
少し間が空いたが、ふわり、と口角を上げカナヲちゃんは挨拶を返してくれた。
「炭治郎くんたちの様子を見に来たの。入っても大丈夫かな?」
私がそういうとカナヲちゃんが頷いたので、私は蝶屋敷に足を踏み入れた。
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「あぁ、苦い、苦い…」
角の部屋からそんな声が聞こえて、先ほどの叫び主だ、と一瞬でわかった。金髪の男の子だった。
「それよりもお前ら、柱怒らせんなよな。
柱怖いんだぞ?」
たしか…炭治郎くんたちの前にいる隊員の名前は…
村田さん。
「柱怖いんですか?」
少し意地悪して、村田さんの後ろからそう話しかけて見た。
炭治郎くんは驚いたように固まっている。
「あっあっ!!!こ、小花衣様!!!申し訳ございません!!!さようならぁあ!!!」
村田さんは私に気づくと素早く立ち上がって去って行ってしまった。
残念だなあ。
部屋に入って気づいたが、3つあるベッドの入り口側から、金髪の男の子、炭治郎くん。
そして…猪頭の男の子が寝ていた。
「こんにちは、炭治郎くん」
「会いたかったです」
突然そう言われて驚いた。
しかし、数秒後、言葉足らずなのに気づいたのか炭治郎くんは顔を真っ赤にして焦った。
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るりり - 嗚呼・・・。なんて可哀想な夢主ちゃん・・・親を幼い頃から両方とも亡くすなんて・・・。 (2020年8月14日 15時) (レス) id: cd5947ff54 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - みどりさん» ありがとうございます!イチャイチャまでが長すぎて申し訳ないです…着実に進んでるのでお楽しみに…!!!!! (2019年11月10日 12時) (レス) id: 50f77e07c8 (このIDを非表示/違反報告)
みどり - 面白いです!これからどう時透くんとイチャイチャしていくんだ…←不純な動機(?) 楽しみにしてます!これからも頑張ってください! (2019年11月5日 21時) (レス) id: ae6be26781 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - 柊よるさん» ありがとうございます!嬉しいです〜!了解です!読みに行きますね〜!!! (2019年11月4日 22時) (レス) id: 50f77e07c8 (このIDを非表示/違反報告)
柊よる(プロフ) - 面白かったです!これからもがんばってください!応援してます!宜しければ私の作品も読んでみてくだs(((殴 (2019年11月4日 19時) (レス) id: d4860154b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なこ | 作成日時:2019年11月4日 8時