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3話 ほんとうは ページ4

「あなたはなぜ、そんなにも否定的なのでしょう」





その言葉を聞き、有一郎の顔に影がかかる。





「私達はあなたの本当の気持ちが聞きたいです。」








「…るせぇっ!!」






有一郎は近くにあった水の入った桶に手を伸ばした。





____









「無一郎くん、いいセンス持ってるわ、きっと強くなる」




私は無一郎くんに笑いかけた。




「あ…」





「どうしたの?」






無一郎くんはぽわ、と嬉しそうな顔で私の方を見た。









「その…雛さんって、優しいんですね」








「そう?」





無一郎くんはふい、と顔をそらして、木刀を何度も振る。









少し耳が赤い。




照れているのかな…









「じゃあ次は………って、あまね様!!????」






視線を外すと、あまね様の前に桶を持った有一郎くんが立っている。






______






「…速」









無一郎が目を瞑った途端に、雛は70メートル程も離れた有一郎達のところへ到着していた。







そして、バシャッ!と大きな音が反響した。




_






「は…?」






有一郎くんは目を見開いている。






当然か。


遠くにいた人間が、突然目の前にいるんだもの。








「あまね様は、傷つけさせないよ…!」




「………」




あまね様は心配そうな表情で私を見ている。





「あまね様、帰りましょう」






「ええ…」







「無一郎くん、ごめんなさい…教えるのは、また今度ね」



________

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るりり - 嗚呼・・・。なんて可哀想な夢主ちゃん・・・親を幼い頃から両方とも亡くすなんて・・・。 (2020年8月14日 15時) (レス) id: cd5947ff54 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - みどりさん» ありがとうございます!イチャイチャまでが長すぎて申し訳ないです…着実に進んでるのでお楽しみに…!!!!! (2019年11月10日 12時) (レス) id: 50f77e07c8 (このIDを非表示/違反報告)
みどり - 面白いです!これからどう時透くんとイチャイチャしていくんだ…←不純な動機(?) 楽しみにしてます!これからも頑張ってください! (2019年11月5日 21時) (レス) id: ae6be26781 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - 柊よるさん» ありがとうございます!嬉しいです〜!了解です!読みに行きますね〜!!! (2019年11月4日 22時) (レス) id: 50f77e07c8 (このIDを非表示/違反報告)
柊よる(プロフ) - 面白かったです!これからもがんばってください!応援してます!宜しければ私の作品も読んでみてくだs(((殴 (2019年11月4日 19時) (レス) id: d4860154b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なこ | 作成日時:2019年11月4日 8時

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