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26話 炭治郎くん ページ27

「禰豆子…ッ、逃げろ!!」




悲痛な声が響いた。




私が、鬼を連れた隊員のところに到着すると、既にカナヲちゃんがいて、女の子の鬼に刀を振るっていた。




炭治郎くん?は地面に倒れていて、




禰豆子ちゃん?は逃げ回っている。




「カナヲちゃん!任務だよ、その2人を拘束!」





私がそういうと、カナヲちゃんは驚いたようにこちらを振り返り、頷いて刀を下ろした。




「…君が炭治郎くん?」




「あ…」




「酷い怪我…あまり喋らないで」




倒れ込んでいる炭治郎くん?の頭を一度撫でてあげると、落ち着いたような表情になった。





「…あなたは、禰豆子を斬ろうとしないんですか?」





「任務じゃなかったら斬ってたよ」





「だ、だめです!!俺の妹なんですっ…!!!」







「妹…」




必死に訴える炭治郎くんの顔を見て、私は自らの妹を思い出した。




鬼になって死んだ妹を。







「…妹さん、だったのね」





「そうです…」





「えらいね、炭治郎くんは。


禰豆子ちゃんのことは絶対守らなきゃだめだからね」






…私ができなかった分を、なんて。









私がそういうと、炭治郎くんは驚いたように目を見開いた。




「…悲しみを感じます、あなたから」




「え?」





「それと、強い憎しみ…それから、優しさ」








「……鬼になった妹のことを思い出しちゃって。」





「妹が…鬼になったんですか?」








「___さ、この話はまた今度。


じゃあ少し拘束するね、ごめんなさい」






一応、炭治郎くんを軽く拘束した。




「ま、まってください!!!詳しく!!……っあ…」




炭治郎くんはわーわーと騒いだ後、なにかがきれたように気絶した。



それから隠の人が来たので、連れていってもらった。




禰豆子ちゃんの方はカナヲちゃんがやってくれたらしい。

27話 柱集結→←25話 鬼を連れた隊員



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るりり - 嗚呼・・・。なんて可哀想な夢主ちゃん・・・親を幼い頃から両方とも亡くすなんて・・・。 (2020年8月14日 15時) (レス) id: cd5947ff54 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - みどりさん» ありがとうございます!イチャイチャまでが長すぎて申し訳ないです…着実に進んでるのでお楽しみに…!!!!! (2019年11月10日 12時) (レス) id: 50f77e07c8 (このIDを非表示/違反報告)
みどり - 面白いです!これからどう時透くんとイチャイチャしていくんだ…←不純な動機(?) 楽しみにしてます!これからも頑張ってください! (2019年11月5日 21時) (レス) id: ae6be26781 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - 柊よるさん» ありがとうございます!嬉しいです〜!了解です!読みに行きますね〜!!! (2019年11月4日 22時) (レス) id: 50f77e07c8 (このIDを非表示/違反報告)
柊よる(プロフ) - 面白かったです!これからもがんばってください!応援してます!宜しければ私の作品も読んでみてくだs(((殴 (2019年11月4日 19時) (レス) id: d4860154b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なこ | 作成日時:2019年11月4日 8時

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