硝子の太陽4【爆豪勝己】 (ページ8)

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エピソード145 おやすみページ8

Aside

勝己の好きな人がますます気になった…！

誰だろう？高校の人？小中学校の子？それとも芸能人？

…現実味がない恋も、勝己なら本当に叶えられそう！

爆豪「悩みとかあんだったら…何でも言えよ、俺が聞いてやっから」

『いいの…？』

抱えきれないほどの悩みを、勝己にぶつけていいのかな？勝己の好意を、無下に思ってしまった。

爆豪「いいっつってんだろ！元気がなくていつまでたってもグダグダ言ってるの見ると

胸糞悪くてしょーがねーんだよ、」

『そっか…。じゃあ、悩みごとあったらさ…ここでまた、あの歌歌って待ってるから』

爆豪「…おう」

嬉しくなって、羽がついたみたいな気持ちになった。…舞い上がれそう。
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爆豪side

『ありがとう…大好きだよ、勝己』

大袈裟で、ほんとかよって疑いたくなるが…心臓の辺りがぎゅっと締まって息が詰まる。

他の誰かに簡単に言ってたら承知しねー。

爆豪「…おう」

俺もだって言えない自分が、情けない。

こういう時、なんて言ったらいいのかわかんねーな…。アホヅラだったらわかんのか？

『そろそろ部屋に戻ろっか、湯冷めしちゃうし。』

爆豪「おう」

名残惜しさが体中に蔓延する。

だが…きっと明日も、明後日も…いつでもAとは話せる。家も出入り出来るくらい近いし。

『おやすみ』

爆豪「おやすみ」

挨拶ぐらいは、出来る人間になんねーとな。