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『「.....』」
また流れるちょっと気まずい空気を破るように空却が口を開く。
「...ぬこ、Aのこと覚えてるみてぇだな」
『っ、そうみたい！』
抱きしめていたぬこを体から少し離すと、ぺろりと顔を舐められた。
『ふふっ、可愛い...あれ？
そういえば、ぬこに昔こんな首輪着いてたっけ？』
この鈴の付いた可愛らしい首輪。
私の記憶にないだけかもしれない。
「いーや、あと二匹くらい白猫がいただろ？
アイツらと見分けつくように...だな」
少し歯切れが悪そうに言う。
『へぇ...。
ほかにも家で生活してるにゃんにゃんいるの？』
ぬこをゆっくり下ろすと、タタっとあぐらをかいている空却のところ膝元へかけよっていった。
私はもう堂々とにゃんにゃん呼びだ。
「..いねぇ、ぬこだけだ」
空却はどの子も平等に可愛がってたような気がするけど...心の中ではぬこを特別に感じてたのかもしれない。
指で頭や首を撫でられて気持ちよさそうなぬこ。
『...なんか、空却ってちょっとぬこに似てるよね』
「はァ？」
何言ってんだ、といいだけな顔だ。
黄金の目とか、ふわふわの毛とか...なんか同じものを感じる。
そんなことを考えていると突然、ぴろんと私の携帯が鳴る。
『あっ、そういえば連絡しなきゃ...』
着いたら一郎くんに連絡を入れる約束をしていた。
「...じゃあ拙僧は向こういっから、適当に荷物整理してなんかあればまた言いに来いよ」
と言って、空却は縁側からどこかへ行ってしまった。
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翠(プロフ) - rhatomuさん» わ〜〜(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷̥́ ⌑ ᵒ̴̶̷̣̥̀⸝⸝⸝)♡*゜ありがとうございます！更新捗ります！♡ (2022年1月3日 15時) (
レス) @page37 id: 2440a5bb59 (このIDを非表示/違反報告)
rhatomu(プロフ) - すごく面白いです！続き期待してます！ (2022年1月2日 22時) (レス) @page36 id: 60d73fe231 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» コメント嬉しいです(˶ ̇ ̵ ̇˶ )ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2021年9月26日 1時) (レス) id: 2440a5bb59 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2021年9月18日 7時) (レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠 | 作成日時：2021年8月11日 0時
