紫の獄卒と呪われた少女

番外編(？) 木舌のひきこさん講座 ページ5

やあみんな、木舌だよ。

今回はおれが、『ひきこさん』についての説明する回だよ！本編期待してた子はごめんね、もう少し待っててね！

それじゃあ、説明を始めるね。
雨の日、白いぼろぼろの着物を着て、人形のようなものを引きずっている女性と出会う。
よく見ると、その女性の目はつり上がり、口は耳元まで裂けている。
そしてその女性が引きずっていたものは人形ではなく、小学生ほどの子供そのものなんだ。
女性は自分の姿を見た子供を捕らえて肉塊になるまで引きずり回し、決まった場所に連れて行き放置する。
その女性が、『ひきこさん』なんだ。彼女は自分が受けた酷いいじめに対する恨みから、子供を捕まえては肉塊と化すまで引きずり回しているみたいなんだ。
元は背が高く成績優秀で顔も可愛く心優しく先生からも可愛がられていた少女だったみたいなんだけど、怪異化した原因はさっきも説明した、「妬みによる他生徒からのいじめ」の他にも、「両親の虐待」というパターンもある。
自ら、あるいは両親に軟禁されることにより「ひきこもり」になり、やがて怪異化したみたい。引き摺り殺した子供たちを自宅にコレクションしているとも噂されてるみたい。
残忍性･暴力性の高い怪異だけど、いじめられた子供と同じ名前の子は襲わないみたい。いじめられっ子も襲わないそうだよ。といっても、具体的な名前はわからないけどね…。
あとは…自分の顔の醜さゆえに、鏡を見ることも嫌いみたいだから、出会ったら鏡を見せれば退散するみたい。
あ、そうそう。彼女がもし、「私の顔は醜いか」と尋ねてきたら、「引っ張るぞ！引っ張るぞ！」と叫ぶと退散するそうだよ。
これで、おれの説明はおしまい！聞いてくれてありがとう！

…それにしても、何で谷裂の妹さんは狙われちゃったんだろう…？


(情報元･Wikipedia)

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