紫の獄卒と呪われた少女

1話 任務司令 ページ1

肋角｢谷裂、佐疫。今回の任務はお前達に任せる。内容はとある館にいる少女の亡者を連れてくること。彼女は既に死んでいることを知らずに過ごしていて、輪廻に戻れなくなっているとのことだ｣

谷裂｢はい！｣

佐疫｢了解しました！あ、場所の方はどちらですか？｣

肋角｢場所はこの地図を見てくれ｣ﾍﾟﾗﾘ

佐疫｢どれどれ…あ、ここか…谷裂、ここだって｣

谷裂｢む、何処だ……!?…ｯここ、は…｣

佐疫｢え、谷裂どうしたの？何か知ってるの？｣

谷裂｢ここは…この館は…









…生前、俺が住んでいた館だ…｣

肋角｢何…!?と、いうことは…件の亡者は身内か…!?｣

谷裂｢はい……恐らく俺の妹です…両親は俺より先に他界してしまいましたから…｣

佐疫｢……そう、だったんだ｣

肋角｢……詳しい話は後で聞かせてもらう。幸い、彼女は生者に手出しはしていないようだからな。だが、もし手を出した場合は、許されざる者には罰を、獄卒の名にかけてな｣

谷裂、佐疫｢はい！行ってきます！｣

2話 館の状況→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す