抜く 吹雪side ページ31
*
「あっ、夕ちゃん」
服の袖を引っ張りながらザクザクと雪道を
歩いてくる彼女を見つけ、声を掛ける。
すると、その声に反応したのか何人かが
夕ちゃんの方を向いた。
「夕、来たのね。…早速だけど貴女の
ポジション何処が良いか選んでくれる?」
「…えっと…、……どこでもいいよー」
夕ちゃんの回答に周りから
驚いたような声が上がった。
勿論、僕もその中の一人。
監督はやっぱりね、と小さく呟き
みんなをグルッと見回す。
「なら、目金君と交代よ」
「!!宜しくお願いしますね、涼野さん」
「りょーかいっ…!!」
呼ばれた彼は一瞬ホッ、と安堵の息を
漏らし、夕ちゃんに声を掛けた。
どうやら、相手が少し怖かったようだ←
後半戦開始直前、僕達は位置についた。
夕ちゃんのポジションは目金君の
埋め合わせなので、DF(ﾃﾞｨﾌｪﾝﾀﾞｰ)。
僕も今回はDFの“予定”のため近くにいる。
後は壁山君と栗松君辺り。
雷門イレブンのみんなは夕ちゃんの
実力を知らない。
…ちなみに僕は知っているよ。
「おーい!!(肩の)力抜いていこうぜー!!」←
「…力抜くの……?…わかったよっ!!」
「え、あの、なんか違うっス…」
キャプテンが大声で大切な所を
抜かした。←
夕ちゃんは信じてしまったらしい。
前方では鬼道君が驚いた様子でキャプテンと
夕ちゃんをガン見している。
その前ではレーゼが静かに
怒っているのが手に取るようにわかった。
「…大丈夫…かな、」
僕は人知れずため息をついた。
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緑猫 - 愛詩春花さん» 愛ちゃああああああああああああ(((黙 ありがとうっ!全然ダメダメだけどっw …心情が書けないのよ(笑) …あ、そーいえば黒駒。ミバ制限掛けられたんで()出来れば拡散希望…とか…((( (2015年4月12日 3時) (
レス) id: 7f99277191 (このIDを非表示/違反報告)
愛詩春花(プロフ) - クロちゃん☆だいぶ遅くなったけど← 読みに来たよ！描写力すごいねb (2015年4月11日 19時) (レス) id: 0cffe918c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緑猫 | 作成日時：2014年11月24日 18時
