ふうせん。【赤】 (ページ19)

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☆ ページ19

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ハンバーグを食べ終えた3人を(大毅が)強制的に帰らせた。

…そんなに嫌だったんだろうか。

赤「…なぁ、A」

「ん？」

赤「好き」

「うん」

赤「大好き」

「うん」

？？？

何がしたいんだコイツは。

赤「…はい、これあげる」

「…え？」

赤「嬉しい？笑」

大毅に渡されたのは、赤いバラ2本。

「…綺麗だね」

赤「赤いバラってロマンチックやろ？」

「うん、大毅がそんなことする人だって知らなかった」

赤「何やそれ、悪口？笑」

ソファに座ってる私の隣に座って、ぎゅーっと抱き締められる。

耳元で囁かれるとこしょばいんだけど。

赤「…赤いバラの花言葉ってさ、色んなのがあるよな」

「一本だったら一目惚れ、とか？」

赤「そうそう。…二本の花言葉は知っとる？」

「ううん、知らない」

私がそう言うと、大毅は私に一つキスを落としてきた。

…え、何。

赤「…この世界には、貴方と私の2人だけ、やってさ」

「へー、すごいね？」

赤「…何も思わへんの？」

「何が？」

普通にロマンチックだと思うんだけどな。

赤「束縛したいって事やんか」

「…そうなんだ」

赤「…Aは俺だけ見とってくれる？」

「当たり前でしょ」

不安そうな大毅の頭をふんわりと撫でると、ムスッとした顔をする。

…え可愛い。

赤「…好き」

「うん、私も」

赤いバラは、元々愛情って意味があるのは知ってるのかな。

私がバラをあげたらどんな顔をするんだろう。

悪戯好きなところは大毅に似たのかな？

好きな人には似るって言うもんね。

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赤＂！？！？＂

＂バラが三本の時の意味は知ってる？＂

赤＂…愛しています…？＂

＂せーかい＂

赤＂っっっ…A～～～！！！！＂

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改めてありがとうございました！！