ふうせん。【赤】

☆ ページ17

その後です！
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赤「A、あれ」


「はい」


赤「さんきゅ、」





…どうです？


この熟年夫婦感！！


これでまだ結婚して５ヶ月なんです！！





赤「あーそうや、今日残業でちょっと遅なる！」


「そっか、じゃあ晩ご飯ハンバーグにしよ」


赤「死に物狂いで早よ帰ってくるわ」


「大毅ってほんとにハンバーグ好きだよね」





重岡Aになったことから、重岡って呼ぶんは辞めて！！！って叫ばれました。


なので大毅って呼んでます。まだまだ慣れません。





赤「あ！多分今日俺が帰ってくる前に神ちゃんと小瀧と流星来ると思うから、」


「え、嘘でしょ」


赤「皆就職先バラバラになってもたから久々に会いたいんやってさ」


「…ハンバーグ作るのめんど…」





大毅は普通のサラリーマン。


小瀧と流星はスタイルの良さを活かしてモデルになったらしい。


神ちゃんはダンスの先生って言ってたかな。




赤「ほな行ってくるな？」


「うん、行ってらっしゃい」


赤「…」


「…え、何」





ドアノブに手をかけたのにじっと私を見つめる。


えぇなに怖い怖い。





赤「…行ってらっしゃいのキスは？」


「…は？」


赤「もー、ケチ！言うてみただけやもん！ふん！」





大毅は拗ねたらその日一日中拗ねたまま。


それもまためんどくさいので、ほっぺに１つキスを落とした。





赤「…！」


「…早く行け」


赤「A大好き！愛してんで！行ってきまーす！！」





バタバタと物音を立てて走り去って行った。



…あんな姿も好きなんだよなぁ。






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