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申し訳ないけど今日のところは先に帰らせてもらおう。
名残惜しそうにするAを連れて、僕は先に退勤した。
『ああー、久しぶりにみんなに会えてうれしかった！元気そうで良かった』
帰りの車内、Aは運転しながら楽しそうに言った。
彼女が幸せそうにしていて嬉しい反面、僕は複雑な気持ちでぐったり疲れていた。
『すっごくかっこ良かったから…まだドキドキしてる』
「え？」
血の気が引いた。
誰だ、どれのことだ。思い当たる人物が多すぎる。
『ナムジュンが撮影しているところ、少しのぞかせて貰ってたんだ…実は』
「は？え？僕？」
『うん。やっぱり家に居る時とは違うね…別人みたいだった。ちょっと刺激が強すぎたぁ』
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作者名：midorimusi
| 作者ホームページ：https://twitter.com/midorim49986564
作成日時：2022年5月28日 14時
