ねえ、重岡。【赤】

03. ページ3

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赤「A！パス！」


「ん、いや私マネージャー」


緑「A！シュート！」


「喜んで！！！！」





重岡からボールを奪い取って華麗にシュートを決める。


皆ぽかーんと口を開けてる。超アホヅラ。



ふぅ。これだから山田さんって罪。





橙「…Aマネージャーちゃうくてもいけるやん」


青「意外と運動神経ええな」


桃「ただの可愛い美少女かと」


「うん、小瀧は喧嘩売ってるのかな？？」


赤「………A」


「なあに」





くいっ、とジャージの袖を引っ張られる。


口をへの字にして不満そうな顔。



う…………不覚にも可愛いと思ってしまった……。





赤「Aは、神ちゃんのことが好きなん…？」


「そりゃもうめちゃくそ大好き」


赤「…………俺のことは」





ん？オレノコトハ？



俺のことはってどういう意味か分からないんだけど？？？？





赤「俺より、神ちゃんが好きなん！？」


「……はい？」


赤「やや！！俺が1番やないとやや…」





体育館に重岡の「やや！！」という残響が残る。



やや！！やや！やや…や…………。



…やばい、面白い。何が面白いって部員全員が「何アイツ」って顔して見てるのが面白い。





「……ふふ、」


赤「…何で笑うん」


「私好きじゃない人とは嘘でも付き合わない主義だから」


赤「…本間に？俺のこと好き？」


「まあ、うん」





重岡の発狂。



部員の痛い視線。



そろそろ重岡は(リンチされるから)死ぬのでは？








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