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「なぁ、なんで着いてくるん？」
『いっ…ゾム……？』
声の主からすぐにだれか特定できた。
ゾムだ。
zm「さっきから着いてきてどうしたんかなぁって…もしかして…んふっ、いやぁ、やっぱり俺のこと好きなんやろ？」
『さぁ…』
文面だけなら少し自意識過剰な男の言葉にしか見えないが、ゾムの声は酷く冷たく感情が込められていないが、作られたような嬉しそうな声色はさらに恐怖を覚えさせる。
zm「濁さんといて。そういうの嫌いやから」
嬉しそうな声色はすぐに低い声へと変わった。そこからも恐怖を感じる。そして、コツコツと靴音を響かせゾムは這い寄ってくるように近づいてきては、肩に顎を乗せてきた。両手首はゾムの手が巻き付く蛇のようにからめられていた。
zm「怖い？なぁなぁ…これ見てどう思った？Aのために用意したんやで」
この男がこれをやったというのだろう。つまり人を殺めたのはゾムだ。だけど、殺された人は？なんで殺したんだ？
肩に乗っているゾムの顔を見てると返答を待つようにニコニコしながらこちらを伺っていた。
『えーと…なんでやったの？』
そう尋ねると「んー」と鼻を鳴らし、手首に絡み付いていた手は腰へと移動し、腰にしがみつくように抱きついてきた。
zm「寂しい…Aが構ってくれなくて寂しい…」
先程とは違った甘えてくるような声色でゾムは言った。
『寂しいって…どういうこと？』
zm「どういうことって？構ってくれなくてどうにかなっちゃいそうってことやで」
『だから、こんな大袈裟のことをしたっていうの…？』
zm「Aが構ってくれへんからいけないんやで？もうそろそろ本当にどうにかなっちゃいそうなんやけど」
私のせいにされてもといいたいところだが、それは相手を刺激してしまうことになるのだろう。
確かあのゲームだとゾムのエンドは最終的に主人公への嫉妬心や物足りなさが募りに募った結果、主人公は４月１日に…１日に…………あれ？
頭の中が真っ白になった。私は前世の記憶がありそれを元に攻略してきたが、今は前世の記憶が思い出せない。
と言いつつも、あまりゾムルートを攻略してなかったのかもしれない。だから知識不足なんだ。
別に前世の記憶がなくてもゾムという人物がどのような人なのか分かれば対策は考えられるはず。
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Rin - ｼｬｵﾁｬﾝのところ見ててなんか見たことあるって思ったら...え、え、ちょっと待ってください、夢で見ました...え？奇跡...？正夢だったのか...本当に奇跡... (2021年3月22日 15時) (
レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
Ayame(プロフ) - …...|*･ω･)ﾁﾗｯ。あの...41話が行方不明ですよ(ﾎﾞｿｯ)いつも応援してます！！！(クソデカボイス) (2020年8月4日 0時) (レス) id: b3758e01fb (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - tntntntnさん» tntn (2020年7月20日 22時) (レス) id: ba86ab62db (このIDを非表示/違反報告)
tntntntn - 神ですね。語彙力の低下 (2020年7月20日 22時) (レス) id: 90c9bf8c0a (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - こうめさん» ありがとうございます！更新がんばります (2020年6月12日 7時) (レス) id: ba86ab62db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんなのあいじん | 作成日時：2020年5月6日 19時
