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グルッペンの反らそうとした顔を無理矢理向かせるように掴む。光の宿っていない深紅の瞳は揺らいでいた。
『逃げてるつもりですか？私は聞いているんです』
グルッペンは体を硬直とさせ、何かしらで動揺しているように見れる。返せる言葉がないんだろう。
『答えてください。私は知っているのであなたに何を言われても構いません』
gr「別に…俺は…」
考えてこんでいるグルッペンにさらに追い討ちをかける。
早く私のことを手放してほしい。だって、求めてるのは叶わない事でなんだから。早くそれに気づいて諦めてほしい。
『早く言って、"グルッペン様"』
そう問うとグルッペンは固唾をのみ、答えた。
gr「…ただ愛して欲しかった」
「最初にお前を手に入れたのは俺だ。Aは俺の物だ。だけど、周りのやつらはお前のことを好きになったせいで、どんどん俺から離れてく。…最初に好きになったのは俺なのに…」
一度開いた口は閉じることなくつらつらと想いを述べた。これが、今まで聞き出せなかったグルッペンの本心なんだろう。確かに自分だけのものが他の人に摘まむように取られていくのは辛い。それなら、簡単に周りをその気にさせてしまった自分はどれだけ罪深い女なんだろう。
叶わない恋で苦しませるなんてことはやめよう。
『ごめんなさい…私がグルッペン様のものだけにはなれなくて。早いところ諦めてほしいです。』
つまり、もう別れようという言葉だ。
これで別れてグルッペンの愛から逃れられればそれでいいんだ。そう、思っていた。
gr「待ってくれ…Aが好きなんや。それには変わりがない。だからそんなことは言わないでくれ」
グルッペンは似合わない弱々しい声で言った。
似合わなさすぎて、鼻で笑ってしまうくらいだ。
やっぱり言い過ぎたかもしれない。
萎れているグルッペンの肩に手を置いて耳もとに口を近づける。
『分かりました。それなら、頑張ってくださいね、グルッペン様。』
そう言い残して清々しく総統室を出た。
…
tn「おーい、グルッペン。ここに判子を押して欲しいんやけど…ってどないしたん？」
gr「なんでもない…なんでもないんだ」
tn「はぁ…」
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Rin - ｼｬｵﾁｬﾝのところ見ててなんか見たことあるって思ったら...え、え、ちょっと待ってください、夢で見ました...え？奇跡...？正夢だったのか...本当に奇跡... (2021年3月22日 15時) (
レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
Ayame(プロフ) - …...|*･ω･)ﾁﾗｯ。あの...41話が行方不明ですよ(ﾎﾞｿｯ)いつも応援してます！！！(クソデカボイス) (2020年8月4日 0時) (レス) id: b3758e01fb (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - tntntntnさん» tntn (2020年7月20日 22時) (レス) id: ba86ab62db (このIDを非表示/違反報告)
tntntntn - 神ですね。語彙力の低下 (2020年7月20日 22時) (レス) id: 90c9bf8c0a (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - こうめさん» ありがとうございます！更新がんばります (2020年6月12日 7時) (レス) id: ba86ab62db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんなのあいじん | 作成日時：2020年5月6日 19時
