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kn「あれ?何で…泣いとるんや?意味わからん…」

コネシマは左頬を押さえてぽつりぽつりとそう言った。彼の目からはポロポロと涙が溢れていたのだ。コネシマが泣くなんて初めてみたものだ。

『コネシマ…』

kn「ごめんな…今まで…殴ったり、蹴ったりして…でもな、俺はな…Aのことが好きなんやで?」

『うん…』

コネシマの口からはポロポロと初めて聞く言葉が出た。

kn「ほんまは…誰にも取られたくない…でもな、Aが他のやつと話すとな…嫌悪感がたまって、ついつい冷たくなっちゃうんや…」

『うん…』

kn「ごめんなぁ…嫌ってくれてもええんやで…」

下を向いてコネシマは涙を溢していた。泣いてるところなんて誰にも見られたくないのは普通のことなんだろう。
そんな、コネシマのことを優しく抱きしめた。同情であるのは分かっている。だが、ここで抱きしめなければコネシマがどうなってしまうか考えただけで苦しくなる。

「A…」

『泣き顔なんて見えないから好きに泣いてもいいんだよ』

優しくそう言うとコネシマは肩に顔を埋めてきて、子供のように泣きじゃくった。
空気を読んでいたのか、食堂には二人しかいなかった。

気がすむまで泣けばいい。



コネシマの瞼は赤く腫れているが、涙はもう溢れていなかった。

『これからどうするの?』

kn「さぁ…」

自分を失ったように呆然と椅子に腰をかけていたコネシマは冷たく答えた。コネシマのことだ、女の私に弱味を握られたとでも思っているのだろう。

『何かしないと…このまま生きた人形みたいになるつもり?』

kn「さぁな…」

相変わらずコネシマは冷たく答えた。ちょっと頭にきたので、仕返しでもしてやろうと思い付いた。

コネシマの前に立てば「なんや」とこちらを向いてきたのでその顔を平手で叩いてやった。

『やり返し…こんなとこで躓いてんなよ』

左頬を痛そうにおさえるコネシマを横目に去った。

これで何かが変わればいいんだけど。

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Rin - シャオチャンのところ見ててなんか見たことあるって思ったら...え、え、ちょっと待ってください、夢で見ました...え?奇跡...?正夢だったのか...本当に奇跡... (2021年3月22日 15時) (レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
Ayame(プロフ) - …...|*・ω・)チラッ。あの...41話が行方不明ですよ(ボソッ)いつも応援してます!!!(クソデカボイス) (2020年8月4日 0時) (レス) id: b3758e01fb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - tntntntnさん» tntn (2020年7月20日 22時) (レス) id: ba86ab62db (このIDを非表示/違反報告)
tntntntn - 神ですね。語彙力の低下 (2020年7月20日 22時) (レス) id: 90c9bf8c0a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こうめさん» ありがとうございます!更新がんばります (2020年6月12日 7時) (レス) id: ba86ab62db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みんなのあいじん | 作成日時:2020年5月6日 19時

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