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行く宛もなく廊下をさまよっていた。
書類も最低限しか積まれていないことからこのゲームの主人公にはあまり仕事が無いことに気づいたし、ゲームの力ってすごいんだなと染々に感じる。
前世の社畜よりは楽すぎるのでここの生活も悪くないもんだな。ヤンデレ以外は。

るんるんと黄昏ながらお散歩をしていた。

os「Aちゃん…?」

後ろからオスマンの声がしては振り返った。
気配も感じることができなかったとは、流石ヤンデレの力といえるのだろう。

前世の記憶を辿るとオスマンのことはまんちゃんと呼んでいたのを思い出した。確かまんちゃんと言わないと怒られるからね。

『なぁに?まんちゃん』
笑顔でオスマンの近くに女の子らしくかけていった。
なぜ、女の子らしくって?
だってオスマンというキャラは…

os「Aちゃん?前髪が割れてるで…女の子なんやから注意せぇへんと」

こういう私に女の子らしさを求めてくるキャラなんだから

オスマンは愛している人ほど自分の好みでいてほしいらしい。なので、愛された主人公は無理矢理ああしろやこうしろとオスマンに要求されるわけだ。
そして、4月1日にオスマンの完璧な理想像となった主人公にオスマンは、永遠の可愛さを最後に求められ首を締められて殺されるというわけだ。

それに、オスマンは過去に女の子に恵まれない家庭に産まれて、末っ子だったオスマンは母親から女の子のようにしなさいと言いつけられていたらしい。
それが影響し、このような愛の求め方になってしまったんだろう。

『あぁ!ごめんね…風のせいで…』
オスマンに言われた通りに前髪を手で直した。
オスマンは直った前髪に満足そうににこりと微笑んだ。
os「うん、今日もかわええなぁ」
そう言って髪の毛を触ってくるが、表情はいつもどこかしら裏がありそうで恐怖を感じてしまう。
外交官という立ち位置からもポーカーフェイスが得意なんだろう。
『ありがとう』
os「当たり前のことなんやからお礼なんてええのに




まぁ、悪い虫が着いてなければな」

オスマンはいつもよ糸目を少し開いて言った。

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Rin - シャオチャンのところ見ててなんか見たことあるって思ったら...え、え、ちょっと待ってください、夢で見ました...え?奇跡...?正夢だったのか...本当に奇跡... (2021年3月22日 15時) (レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
Ayame(プロフ) - …...|*・ω・)チラッ。あの...41話が行方不明ですよ(ボソッ)いつも応援してます!!!(クソデカボイス) (2020年8月4日 0時) (レス) id: b3758e01fb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - tntntntnさん» tntn (2020年7月20日 22時) (レス) id: ba86ab62db (このIDを非表示/違反報告)
tntntntn - 神ですね。語彙力の低下 (2020年7月20日 22時) (レス) id: 90c9bf8c0a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こうめさん» ありがとうございます!更新がんばります (2020年6月12日 7時) (レス) id: ba86ab62db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みんなのあいじん | 作成日時:2020年5月6日 19時

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