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ふかふかのベッドの上で目を覚ました。
あれ…生きてる？確か、私は会社からの帰り道に車に跳ねられてそのまま死を覚悟したはずなんだけど。それに、このベッドのふかふかさなんて一般人の私には味わえるはずのないふかふかさだ。ここは天国何だろうか。いや、天国に行けるほど善行を積んだ覚えなんてない。馬鹿な神様でなければ、天国になんていけないはずだ。
tn「おはよう…A」
『ん……？………うわっ！！』
まだ眠気の覚めていない目をぱっちり開き、声の方を確認すると隣には美形の男が腰に手を回して、横になっていた。
しかも、その顔を見てすぐに誰か分かってしまった。
深紅の瞳。真っ直ぐ筋の通った鼻。男らしい眉毛。
私がやりこんだ乙女ゲーの攻略キャラクター
トントンだ。
tn「どないしたん…A？」
『いやっ！ちょっと、離れて！』
あまりにも、急激な展開にまだ頭が追い付いてていかず、咄嗟に腰に回っていた手を剥がそうとしたが、力は強く離れなかった。
とりあえず、今の私はどのような状況なのか把握しなければいかない。このトントンを剥がさなければ。
tn「どこに行くん？」
トントンは離れようとした自分へと聞いてきた。やはり、そう簡単に離してくれないところもゲームのトントンの性格にそっくりだ。
過保護でその性格ゆえに好感度が上がったら外にも出してくれず、最終的には告白された後に「ずっとここにおってな？」と言い首を絞め、主人公を殺す。その後は、トントンが死体を一生お世話し続けるという胸糞エンドだ。
適当な言い訳にをつけて早く逃げ出そう。
『トイレに行くの、だめ？』
tn「俺も着いてく」
『嫌だよ！すぐに戻ってくるから』
トントンはこの言葉に少し考えては「三分以内…」と言ったがもう少し時間が欲しかった。
『いや、お腹が痛くて…』
トントンはまた考えては「五分以内」と先程より時間を増やして言った。これならある程度は状況把握はできそうだ。
『ありがとう、トントン』
tn「おん…」
投げ捨てるようにお礼を言って、足早にトイレの方へ向かった。トイレの場所はゲーム通りならば、なんとなく場所は分かる気がした。
早いところ鏡なので自分の容姿などを確認したい。そしたら、本当にここが例の世界なのかも分かるのだろう。
もしも、例の世界と言うならば私の命は長くないんだろう。
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Rin - ｼｬｵﾁｬﾝのところ見ててなんか見たことあるって思ったら...え、え、ちょっと待ってください、夢で見ました...え？奇跡...？正夢だったのか...本当に奇跡... (2021年3月22日 15時) (
レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
Ayame(プロフ) - …...|*･ω･)ﾁﾗｯ。あの...41話が行方不明ですよ(ﾎﾞｿｯ)いつも応援してます！！！(クソデカボイス) (2020年8月4日 0時) (レス) id: b3758e01fb (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - tntntntnさん» tntn (2020年7月20日 22時) (レス) id: ba86ab62db (このIDを非表示/違反報告)
tntntntn - 神ですね。語彙力の低下 (2020年7月20日 22時) (レス) id: 90c9bf8c0a (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - こうめさん» ありがとうございます！更新がんばります (2020年6月12日 7時) (レス) id: ba86ab62db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんなのあいじん | 作成日時：2020年5月6日 19時
