【d!】鬱ゲーの世界を救いたい

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『ごめんなさut「Aちゃんが僕の彼女になってくれへん？」…は？』

大先生の言葉に思わず唖然としてしまう。
もちろん好かれているのは前世から知っていたがここで告白されるのか…急すぎる。

ut「浮気やめるから。Aちゃんなら全て受け止めてくれへん？」

大先生の手が肩にかけられて、目からは独占欲が感じられていて、恐怖を覚える。
今の自分に全てを受け入れることなんてできないし、彼女になんてなりたいとは思っていないが断ったら何されるか分かったもんじゃない。とりあえず一番安全そうな理由とでもつけて断ろう。

『待ってって…大先生は私が彼女になっても満足しないって』
ut「俺にはAちゃんが必要なんや。Aちゃんは俺だけを見てればええんや」

大先生の一方的な言い分に頭のなかで何かがキレた。

『でも、彼女になったって大先生は他の女の子ばかり見るでしょ？』

その言葉に大先生はピクリと反応した。図星だろうか。

ut「え…でも、それはAちゃんに見てほしいから…」

『大先生が他の女の子を見てるうちは好きにはなれない』

殺されるかもしれないが、はっきり伝えた。
そして、しばらくの沈黙が流れた。
すると大先生は沈黙を破るように急に真剣な眼差しで目を合わせてきた。

ut「浮気はやらへん…せやからAちゃん。俺は本気で落としにいくからな」

大先生の瞳には光が宿っていた。

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