担任の神山先生。【赤緑】

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グラウンドへ向かう途中 、ふと違和感を感じた。





神山先生が居らん。









重岡「 …… 神山せんせーは？ 」





『 あれ 、そういえば … ってか佐藤も居らんくね？ 』



『 なんかさっき忘れ物とか言って戻ってたで 』





重岡「 は？ ほんっま … 」




『 ちょっ、重岡 ！？ 』







踵を返して教室に戻る。




段々と炎が近付いてるのか熱気が伝わってきた。









神山「 さ 、佐藤早よしぃやっ … ！ 」




『 ちょっと待ってくださ … 、あれ？ない … 』




神山「 もうええやんか危ないで 、！！ 」




『 ほな僕の事は放っといて先に行って下さい ！ 』




神山「 んなことできるわけないやろ ！！ 」









なんて会話が教室前から聞こえてきた。




やから神山先生困らすな言うとるやろが。









重岡「 … 佐藤 」



『 っあ！！ あった！！ ほな先行きますね！！ 』








俺の姿を見ると飛び跳ねて走って行った。



そない俺怖かったやろか …。









重岡「 せんせ 、行きましょ 」



神山「 で 、でも 、火が … 」









ドアの方を見てみるとすぐ傍まで火が近付いてる。




まあ１秒２秒くらい炎に当たっても死なへんやろ。









重岡「 … よし、ちゃんと捕まっててな？ 」



神山「 は！？ ちょっ、降ろせや！！ 」



重岡「 この前のお返しです 〜〜 」









この間お姫様抱っこをしてくれたから俺もお返しにしてあげる。


その方が危なくないしなぁ…っていう … ね！！









重岡「 行くでーー！！！！ 」



神山「 う … っ、 」









怖いのか俺の胸にしがみついてくれてる神山先生がとてつもなく可愛い。犯したい。









重岡「 っし 、これでもう大丈夫やで ！ 」









玄関まで走ってきて 、神山先生を降ろす。



神山先生は大丈夫やったけど俺の顔とか制服はススだらけだったみたいでクラスの奴からめっちゃ笑われた。









神山「 重岡 、おおきにな 、？ 」




重岡「 ふは 、やって俺神山先生のこと好きですもん。俺の命よりも先に守りたいです 」









でもそのお陰で 、俺はいつもよりももっと凛々しく見えたらしい。







そんな俺に 、神山先生が徐々に惹かれてくれてたことを知るのはその１週間後。









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