望君の正体。【桃】

〆 . 昼 ページ7

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抜き打ちテストばっかりで死にそうだった授業もやっと終わって 、お昼の時間。




弁当 、私が作ったんだよなぁ。




美味しくなかったら辞めてパン買ってこよう。









小瀧「 Aちゃん ！！ 一緒に食べよ ！！ 」




重岡「 俺も ！！！ 」



神山「 俺も一緒に食べたいな 、？ 」




「 あっ 、うん ！ いいよ ！ 」









いつも通りの４人で机を合わせる。





やばい。







望君がこっちを見てる。







私の弁当食べる気満々だ。









「 … えと 、望君 ？ 今日のお弁当は私が作ったの。美味しいか分からないからあげれないよ ？ 」









そういうと分かりやすく涙目になる望君。



その顔可愛いからほんとやめてほしい。









小瀧「 Aちゃんが作ったんなら何でも美味しいもん … 、なあ食べる ！ 食べさせて ！ 」









終いには食べさせて 、なんて。




ほんとに可愛いんだから！！！！なんなの！！！









「 分かったから泣かないで？ はい 、あーん 」





小瀧「 んっ ！ ♡ …… 美味い ！！ 大好き ！！ 」





「 何で大好きになるかは分からないけどありがとう 」









望君と話してると不意に感じた視線。







それは神ちゃんとしげだった。









「 … あ！ 神ちゃんお弁当なの？ 」





神山「 えっ ？ あ 、おん … 自分で作ってて 、 」





「 えー！！！ 私より可愛い … 美味しそう … 」





重岡「 まっ 、それより ！！ お前ら付き合うてんの？ 」









神ちゃんのお弁当を取ろうとしたのを遮って付き合うてんの？だなんて。





冗談にも程がある。









「 付き合ってるわけないじゃん 笑 」









神ちゃんの卵焼きを取って口に入れる。






ふんわり甘くて美味しい。









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小瀧「 付き合ってるわけない 、か 」









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しげおからー …… うれしい ………

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