望君の正体。【桃】

〆 . 転校生 ページ11

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重岡「 今日転校生来るらしいで 」



神山「 男の子？ 」



重岡「 多分 … ？ まぁ俺は神ちゃんにしか興味無いから何でもええんやけどさ 」



神山「 ……… 何やそれ 、あほちゃう 」









神ちゃん顔真っ赤ですよ。









それにしても転校生か。


そういえば私の左隣居ないんだよなぁ …。













「 楽しみだね 、望君 」



小瀧「 …… せやな 」



「 … どうかした？ 」



小瀧「 え 、あぁ 、いや何でもあらへんっ ！ 楽しみやなぁ 、気ぃ合う人がええなぁ 、！ 」









分かりやすく作り笑いをする望君。



何が不満なのか分かんないけどちょっぴり不機嫌そう。









『 はいはい皆座れ。転校生やぞ 〜 』









ガラリ。









ドアを開けて入ってきたのは 、望君と同じくらい背が高くて 、とってもイケメンな人。









藤井「 …… 藤井流星 、よろしゅう 」









そこら辺にいる女子がこれでもかってくらい騒いでる。




神ちゃんがぽつりと「 イケメンやぁ … 」 とかなんとか言ってたのを聞き取ったのか 、しげもなんか大騒ぎしてた。うるさい。









『 ほな席は … 、片桐の隣な 』









先生に指を指されて藤井君と目が合う。



にこっと笑うその笑顔は 、所謂女子キラーそのもの。









藤井「 よろしくな 、えー … 片桐Aちゃん ？ 」



「 よろしく 、Aでいいよ 」



藤井「 ほな俺んことも流星って呼んで ？ 」



「 うん 、わかった 」









ちらっと後ろを見てみると 、さっきよりももっともっと不機嫌そうな望君が私を見ていた。









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