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【3話】やっぱりね… ページ5

やっぱり怒られた。怖い。りゅーくん怖い。
黒崎「…ごめんなさい」
芥川「別に任務に失敗したのはいいですよ、目的を話したことも。…だけど!太宰さんに何故足を!!無防備にも程があります!!」
俺が想像してた怒られると違う。てかなんか後ろから感じ慣れた視線を感じる。温かく優しい、それでいて何か怒っているような視線。
黒崎「…中也…?何…?」
中也「…なんでもねぇよ」
黒崎「そんな見てきてなんでもないは無いでしょ?」
中也「何で太宰の所一人で行ったんだ」
あぁ、やっぱりか。
黒崎「二人で行くのは不自然だしりゅーくんは顔も割れてるでしょ?だから俺の変装で誤魔化そうとしたんだけど…太宰にはバレたみたいだね」
中也「そんなことして何かされたらどうすんだよ!?お前が何かされたら…俺…は…」
やっぱり、心配してくれてたんだ。
黒崎「…ごめんなさい。次からは考えてから行動するよ」
俺の作り笑いじゃない精一杯の笑顔で中也を見る。安心させるように。
中也「絶対だからな!」
黒崎「う、うん…」
何故そんなに…?
中也「…太宰何かに盗らせねぇ…」ボソッ
黒崎「…?」
中也「なんでもねぇよ、次行く時は俺に声かけろよ」
黒崎「…でも、最近中也疲れてるんじゃないの?」
中也「…疲れてねぇよ」
黒崎「嘘吐き、寝てないだろ」
中也「…寝てる」
黒崎「嘘吐き、癖出てるからな」
中也「う…」
黒崎「…寝なさい?」
中也「でも…仕事が…」
黒崎「俺がやるから、中也は寝るの」
中也「…わかったよ…」
さっすが中也。理解してるねぇ…
…まぁ、俺もここ最近寝てないんだけどね…中也のことは助けないと。恩返ししないとだしね

【4話】…やばいかな…?→←【2話】探偵社と



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作者名:天津焦凍 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2017年8月29日 15時

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