【文スト】貴方は俺を―【中原中也】 (ページ29)

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【26話】与謝野さんページ29

中也side
中也「っ、げほっ、かはっ……」
流石に、汚濁の後のため探偵社に着く頃には咳が止まらなかった。数秒入り口の前で止まっていたら探偵が来た。
乱歩「マフィアの人…？あぁ、そういうことか…入りなよ」
中也「どう…も…」
取り敢えず入れてもらえたらしい。
乱歩「敦くん、与謝野先生呼んで」
敦「あ、はい！」
太宰「どうしたのだい中也？」
中也「Aが、毒にやられた」
太宰「……それで、そいつらは？」
中也「消した」
与謝野「おやおや、そりゃ大変だったねぇ。その子は預かるからあんたは寝てな」
中也「お願いします…」
あ、やばい……もう無理だ。なんか、太宰に当たった気がする……

Aside
黒崎「…がはっ…は、げほっ…」
与謝野「…調子はどうだい？」
黒崎「大丈夫です……すいません、何度も……」
与謝野「下手したらあんたは探偵社の奴らより診てるかもねぇ」
黒崎「……否定できませんね」
俺ぶっ倒れたり怪我したり多いしな…
黒崎「……中也は…？」
与謝野「あっちさ、太宰が居る方。動けるなら見に行ってきな」
黒崎「あ、はい…」
動けるなら…？まぁでも取り敢えず動けたか…
与謝野「……治療薬の副作用で動けないはずだけど……凄いねぇ…」
なるほど。そういうことか…だから体動かし辛いのか。
黒崎「太宰……中也、大丈夫…？」
太宰「寝てるだけだよ」
黒崎「そっか……よかった…」
太宰「中也がそう簡単に死ぬわけ無いでしょ？」
黒崎「…うん、そうだね」

……中也が目覚めるまで、中也の側にいよう。