だって、お兄ちゃんだもん！３ ページ28
雅「…しょう兄、おじいちゃんどうしたの？ぎっくりごしって何？」
翔「あぁ、じいちゃんな、腰が痛くなっちゃったんだって。だから、今日は来れないんだってさ。」
雅「おじいちゃんとおばあちゃん、来ないの…。」
残念そうに言う雅紀に、智と翔は何かを勘違いしたらしく、「兄ちゃん達がいるから、大丈夫だろ？」と言った。
雅紀は「うん。」と頷いたが、本音はそこにない。
祖父母が来てくれたらな、もやもやとした寂しさが少しは消えてくれると考えていたのだが、それも無くなった。
翔「そうだ、雅紀。宿題終わったのか？」
部屋を出て行く智と翔が、すれ違い様雅紀に声をかけた。
雅「…終わったよ。」
翔「あれ、今日は一人で全部出来たの？」
雅「うん。出来た。」
智「凄いね、雅紀。頑張ったね。」
智が雅紀の頭を撫でてやると、雅紀は嬉しそうに微笑んだ。
その様子に、智が内心少し首を傾げる。
雅「ね、さと兄、しょう兄。ぼく、もうすこしおへやにいてもいい？」
翔「え、兄ちゃん達と下に行くぞ。」
当たり前だろ？といわんばかりの口調の翔に、雅紀は悲しそうに俯いた。
そして、智の合点がいく。
智「…そうだね、じゃぁ雅紀。少しの間だけ、和也と潤のお世話、お願いするね。僕達、ご飯作ってくるから。」
翔「な！？智兄！何言ってんの！？」
智「じゃ、雅紀。何かあったら呼んでね。」
まだギャ−ギャーと騒いでいる翔に「はいはい、末っ子達が寝ているから、静かにね〜。」と言いながら、智は翔の手を引っ張って行った。
一方雅紀は、まさか智が許可してくれるなんて思ってもいなかったので、その場でしばし唖然と立ち尽くしていたが、「和也と潤のお世話、お願いするね。」の言葉を思い出し、部屋にそっと入った。
リビングに下りた二人。
翔は智の言動が未だ理解出来ずにいる。
翔「ちょっと、智兄！雅紀が風邪ひいたらどうすんの！！」
智「まぁまぁ、落ち着いてよ。翔。…雅紀が風邪ひいたら、その時はその時だよ。」
翔「何言ってんの！雅紀が元気でいられる時間の方が、普段から少ないの知ってるでしょ！」
翔の興奮は冷め遣らない。
智「だから、落ち着いてって。別に僕だって、雅紀が風邪ひいちゃえば良いやなんて、これっぽちも思ってないよ？」
翔「だったら！」
智「…だけどさ、きっと雅紀は弟達の世話をしたいんだと思うよ？」
翔「どういうこと？」
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はるやん(プロフ) - みみさん» こんばんは。さぁ一体雅紀君に、何があったんでしょうね(´∀｀)今回もちょ〜っと長くなりそうです。そういえばここ数話、皆が大人のお話ですね。おちびちゃんは別で書いているので、多分大人ばかりになるかな？多分ですけどね(´∀｀) (2013年7月25日 21時) (
レス) id: 7adfd23576 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - こんばんは。雅紀くん何があったんでしょうか。すごく気になります！小さい頃のお話も好きですが、私はみんなが大人になった話が一番好きです(^.^) (2013年7月25日 20時) (携帯から) (レス) id: 499f2d8804 (このIDを非表示/違反報告)
はるやん(プロフ) - ラベンダーさん» こんばんは☆楽しい雰囲気がお伝えできて、良かったです！ (2013年7月22日 21時) (レス) id: 7adfd23576 (このIDを非表示/違反報告)
ラベンダー(プロフ) - こんにちは
長男と三男の癒やしオーラ満載と次男に悪戯を仕掛ける末っ子コンビに久し振りに笑えました。 (2013年7月22日 18時) (携帯から) (レス) id: cbbfe1ce17 (このIDを非表示/違反報告)
はるやん(プロフ) - ケイさん» こんにちは。長男と三男が揃うと、ほのぼのとした空気になりそうですよね。その横で末っ子達を追いかける次男…毎日楽しそう（笑） (2013年7月22日 15時) (レス) id: 7adfd23576 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2013年6月14日 9時
