しょうにぃなんて、だいっきらい！！（まーさんリク） ページ22
※年齢設定…智12歳、翔10歳、雅紀4歳、和也・潤2歳
和「あぁ、しょれかじゅのよー！」
潤「ちあう！じゅんのよ！」
春麗らかな昼下がり。
和室で遊んでいた双子の声が、リビングにいた翔の耳に届いた。
最初は、いつものことと思っていたが、それが瞬く間に泣き声と変わる。
和「ぐすっ…じゅん、ひじょい！」
潤「ひじょくない！これ、じゅんのだもん！」
和「じゅんのけちーーーーーっ！！」
和也が泣き出した。
徐に立ち上がり、翔がそちらに足を向ける。
翔「何だなんだ。どうした？」
潤「しょうにー！かじゅが、じゅんのおもちゃとった！」
翔「ん？どのおもちゃ。」
聞いている隣で、和也は大声で泣いている。
潤は「これ！」と言わんばかりに、翔におもちゃを突き出した。
翔「…あぁ、和、潤。これはお前らのおもちゃじゃないだろ？」
和「かじゅのらもん！」
潤「ちあう、じゅんのっ！」
翔は盛大に溜息をついた。
潤が翔に渡したおもちゃは、雅紀のだ。
先日、父が出張のお土産に買って来てくれたもので、木で作られたうさぎだった。
双子には、やはり木で作られたお揃いのミニカーがあるはずなのだが、少し探せばそれらはおもちゃ箱に適当に突っ込まれていた。
父が雅紀にと買って来たものなので、当然一つしかない。
翔「違うでしょ。これは、雅紀のだよ？」
和「…まーにぃ、くれた。」
翔「うん、貸してくれたのな。だから、これは雅紀に返さないとな。」
潤「やじゃーーーー！」
うさぎのおもちゃで遊ぶと泣き叫ぶ双子。
確かに、今朝双子にせがまれた雅紀は、困ったような顔をしながらうさぎのおもちゃを貸していた。
『いいよ、でもぼくがようちえんにいっているあいだだけだよ？かえってきたら、かえしてね？』
時計を見れば、もうすぐ雅紀が帰ってくる時間。
今日、母は親戚の法事で不在だ。
智が雅紀の迎えに行っているが、もうすぐ揃って帰ってくるだろう。
それまでに、事態の収束をはかりたい。
翔は出来るだけ、穏やかに二人に話す。
翔「良い？これは、父さんが雅紀にって買ってきた、うさぎさん。和也と潤にはミニカーがあるでしょ？」
潤「…みにかー？」
翔「そう、ミニカーな。父さんが小さい車のおもちゃ買って来てくれただろ？」
和「くりゅま…あった。」
和也が小さい手で、おもちゃ箱に突っ込まれていたミニカーを取り出した。
それを見た潤が、指を指して叫ぶ。
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はるやん(プロフ) - みみさん» こんばんは。さぁ一体雅紀君に、何があったんでしょうね(´∀｀)今回もちょ〜っと長くなりそうです。そういえばここ数話、皆が大人のお話ですね。おちびちゃんは別で書いているので、多分大人ばかりになるかな？多分ですけどね(´∀｀) (2013年7月25日 21時) (
レス) id: 7adfd23576 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - こんばんは。雅紀くん何があったんでしょうか。すごく気になります！小さい頃のお話も好きですが、私はみんなが大人になった話が一番好きです(^.^) (2013年7月25日 20時) (携帯から) (レス) id: 499f2d8804 (このIDを非表示/違反報告)
はるやん(プロフ) - ラベンダーさん» こんばんは☆楽しい雰囲気がお伝えできて、良かったです！ (2013年7月22日 21時) (レス) id: 7adfd23576 (このIDを非表示/違反報告)
ラベンダー(プロフ) - こんにちは
長男と三男の癒やしオーラ満載と次男に悪戯を仕掛ける末っ子コンビに久し振りに笑えました。 (2013年7月22日 18時) (携帯から) (レス) id: cbbfe1ce17 (このIDを非表示/違反報告)
はるやん(プロフ) - ケイさん» こんにちは。長男と三男が揃うと、ほのぼのとした空気になりそうですよね。その横で末っ子達を追いかける次男…毎日楽しそう（笑） (2013年7月22日 15時) (レス) id: 7adfd23576 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2013年6月14日 9時
