桜葉家最強１（みみさんリク） ページ36
※このお話は、「雅紀君の喘息」の数日後のお話です。
先日の喘息の発作で、二種類の薬を処方された雅紀。
医師との会話でもあったように、薬は智と翔の二人で管理している。
発作も落ち着いてきたので、兄達は今日から毎日飲む方の予防となる薬を雅紀に飲ませようとした。
翔が雅紀に「今日の分、これな。」と、薬を手渡す。
雅「あれ？昨日のと違うよ？」
智「うん、発作ももう落ち着いたしね。今日からは、予防のお薬飲もうね。」
雅「あ、そうなんだ。…へぇ、この薬ってこういうのなんだね。」
思わず出た言葉に、翔が反応する。
翔「へぇ…って。雅紀、前もこの薬飲んでたんだろ？」
雅「ん〜？いや、貰ったけど、飲んでなか…あ。」
翔「…今、何て言った？」
口が滑ったとは、まさにこの事。
翔の声が一気に低くなり、雅紀は冷や汗を流した。
雅「いや、あのっ！ほら、結構前のことだったから、忘れちゃったというか。違う種類のだったような気もするというか…ねっ？」
慌てふためき言い訳を探すが、どんどん墓穴を掘っているだけ。
翔「この前のと同じ薬って、先生言ってたよなぁ？」
雅「あ、あれ？そうだったけ？ははっ、俺覚えてないや。」
翔「…お前、この前貰った薬、どうしたんだ？」
俯き黙り込む雅紀。
智も黙って雅紀を見つめる。
翔「お前、この前は飲んだって言ったよな？」
智「…雅紀？」
雅「…ない。」
智「ん？」
雅「…飲んでない。捨てた。」
その言葉に、智は固まり、翔は堪忍袋の緒が切れた。
俯いている雅紀に、頭の上から言葉を投げつける。
翔「雅紀っ！？お前、何で捨てるんだよ！」
雅「だって…！」
翔「だってじゃないだろ！？」
雅紀は顔を上げ、翔を睨みつける。
雅「嫌だったんだもんっ！！」
翔「ガキじゃねぇんだから、薬ぐらい飲めっ！」
雅「嫌だっ！元気なのに、何で飲まなきゃいけないのさっ。」
翔「…何、言ってんだ？」
更に低くなった声に、雅紀は固まった。
翔「元気だから飲まなくて良いって、何のための予防薬だ！？」
雅「…だって…。」
翔「だってじゃない！そこに座れ！！」
聞いたことのない怒鳴り声に、ビクッと肩を震わせた雅紀は既に涙目で、ササッと座り直し正座した。
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雅狐 - 物静かな人が一番怖いとは、よく言ったものですね。 (1月5日 20時) (
レス) @page35 id: 8b57b1b168 (このIDを非表示/違反報告)
はるやん(プロフ) - くまさん» 初めまして、おはようございます。ゆりかごの件ですが、ロックを解除するつもりは毛頭ありません。申し訳ございませんが、ご理解願います。 (2013年7月13日 7時) (レス) id: 7adfd23576 (このIDを非表示/違反報告)
はるやん(プロフ) - まーさん» こんばんは。二人の関係は、良い方向に行くと良いんですけどね〜。さて、どうなることやら(´∀｀)今日か明日には、移行します〜。ゆりかごも、もうちょいで移行ですね♪ (2013年4月21日 21時) (レス) id: 7adfd23576 (このIDを非表示/違反報告)
はるやん(プロフ) - まーさん» こんにちは。本当、何だか珍しく切なくなっちゃいました…。そうそう、双子なんです〜。一人か悩んだんですけどね（笑）ゆっくり休んでくださいね♪ (2013年4月20日 7時) (レス) id: 7adfd23576 (このIDを非表示/違反報告)
はるやん(プロフ) - みみさん» こんばんは。嬉しいコメントありがとうございます。そんな風に言っていただけて光栄です♪リクをいただいて書いたお話でしたが、繋げてみました。移行するまでは、一話完結ぐらいの短いお話が続きますが、よろしければご覧くださいませ（●＾o＾●） (2013年4月19日 22時) (レス) id: 7adfd23576 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2013年3月29日 15時
