ね こ の と も 。２

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『 一命は取り留めました 』



重岡「 ほ 、本間ですか … ！ 」



『 … ですが 、意識が戻らない状態で 』









ああ 、また。





あの時と一緒や。








頭が真っ白になる 、この感じ。









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重岡「 とーも ！ いい天気やなあ！ 」









あれから俺は毎日 、いつ目覚めるか分からないともの病室に通っている。




そして 、毎日話しかけている。






１週間が経ったが 、１回もそれに答えてくれた事は無かった。









重岡「 なあ 〜 、俺そろそろコンビニ弁当卒業したいで ？ 早よ目ぇ覚まして美味しいご飯作ってや 」









泣くな 、俺。









重岡「 ほら 、また水族館とか行こ？楽しかったよな？ 」









泣いたら負けやから。









重岡「 … っ 、なんっ、で … 、目ぇ覚ましてくれへんのっ … ？ 」









一筋の涙が 、ともの頰に落ちた。









重岡「 何で … 何で俺を庇ったん … 」









ちゃんと子供の様に左右を確認していたら。


あの時散歩なんかしていなければ。







後悔ばかり出てきたってしょうがないのに。









重岡「 なんっ… でやねん ！！！！ 」









とも 、ともは今どんな夢を見てますか？






その夢には 、俺が出てきていますか？







会いたいよ 、とも。









早く … 早く戻って来て。









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