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いつも通りの話をしながら帰っているときょーさん達が見えてきた。
「きょーさーん！！レウさーん！！コンちゃーん！！」
らだおくんが手を振りながらそう言う。すると３人が駆け寄ってくる。
「おまっ、どこにいたんねん！！」
「ほんとだよ！心配したんだから！」
「もーほんとどこいたの」
コンちゃんにそう言われらだおくんは戸惑う。
「森だよ。昔行ってたあの森」
オレはそんならだおくんを見かねて嘘をつく。崖だなんて言えないしあそこはオレとらだおくんだけのとっておきの場所だから。
「まったく…あーあ、心配して損したわ」
きょーさんはそう言うとオレらを置いて歩いていく。
「あれでもきょーさんめっちゃ心配してたんだからね？」
レウさんは少し笑いながらそう言ってきょーさんを追いかける。
「らっだぁは昔から変わってないなぁ笑笑」
そう言ってコンちゃんはきょーさん達の元に向かう。
「らだおくん」
「ん？」
「死ぬときも一緒だからね？」
「わーってるよ。相棒」
オレはらだおくんのその言葉を信用して３人を追いかける。
「置いてくなよー笑笑」
らだおくんはそう言いながらオレらの真ん中に入る。
「ほんとのろまやなぁ」
「お前らが早いんだよ」
「らだおくん遅い」
「あ？調子乗ってんじゃねーぞ、緑色」
「言われてるぞ、レウさん」
「オレ？！お前だろ！」
オレらは見合うと昔のように笑った。
ああ、やっぱりこの五人は一人でも欠けたら成り立たないや。
オレはずっと先もこうして五人で並んで笑いながら歩く姿を思い浮かべてふっと笑った。
終わり
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作者名：midoha | 作成日時：2019年5月24日 19時
