１３人目 −２−

電話 ページ8

絶対ｵｯﾊﾟに似合うと思った。

本当はｸﾘｽｵｯﾊﾟのﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄを買いに来たんだけど…
ｵｯﾊﾟには本当に感謝してるから。ずっとなにかﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄしたかった。
でも、ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄなんてしたことないから…ｻﾌﾟﾗｲｽﾞとか出来なくて。

帽子をﾚｼﾞに持っていく。

店員「ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄ用ですか？」

「あ…はい。お願いします…^^」

ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄを買ってる自分がなんだか照れくさい。

帽子を受け取ってｵｯﾊﾟの元に戻って紙袋を渡す。

「お待たせ！…はい^^」

ﾙﾊﾝ「ありがとう^^本当に嬉しい。大事にする！」

本当に嬉しそうで、こっちまで嬉しくなってくる。

「ふふ…^^…それより、ｸﾘｽｵｯﾊﾟのﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄ選ばなきゃね！」

ﾙﾊﾝ「そうだねw…これかこれがいいかなと思うんだけど、どう？」

「んーどっちもカッコよくて似合いそうだけど…ｸﾘｽｵｯﾊﾟなら…こっちかな？」


ﾙﾊﾝ「やっぱり？そう言うと思った^^」

これにしよう！とｵｯﾊﾟはにこっと笑った。

ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄ選ぶのって楽しい。


2人でﾚｼﾞでお会計を済ませていると、携帯が鳴った。

電話だ。

ﾙﾊﾝ「電話？」

携帯を覗き込んでくるｵｯﾊﾟ。

ﾙﾊﾝ「ﾁｬﾆｮﾙ…？…出ないと後でうるさそうだから、でてきなよ。」

「うん。」

ﾙﾊﾝ「あ、でも居場所は言わないでね！」

お金を渡して店を出ると電話は切れてしまって掛け直す。


すぐに電話に出たｵｯﾊﾟ。

ﾁｬﾆｮﾙ「どこにいる？」

「買い物中だよ。どうしたの？」

ﾁｬﾆｮﾙ「どうしたのって…突然ﾙﾊﾆﾋｮﾝといなくなって買い物って…」

「ｸﾘｽｵｯﾊﾟのﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄ、一人じゃ選べないし…」

ﾁｬﾆｮﾙ「なんで俺に言わないの？」

「え？」

ﾁｬﾆｮﾙ「今から俺も行く！」

「な、なんで？ｵｯﾊﾟ練習は？」

そう言うと黙ってしまうｵｯﾊﾟ。

「それにもう買い物終わったし、出掛けたかったなら今度にしよ？私も付き合うから。」

ﾁｬﾆｮﾙ「本当に？」

「うん。」

ﾁｬﾆｮﾙ「2人で！約束だよ？」

「うん。だから今日は練習頑張って？」

ﾁｬﾆｮﾙ「…買い物終わったならもう戻ってくる？」

「え？たぶん？」

ﾁｬﾆｮﾙ「早く戻って来て！」


そう言って一方的に切られた電話


ﾙﾊﾝ「ﾁｬﾆｮﾙ大丈夫だった？」

「あ、買い物終わったならすぐ戻って来てって…」

ﾙﾊﾝ「え？まだ戻らないよ。」

私の携帯を取ってポケットにしまってしまった。

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