１３人目 −２−

弱点 ページ38

ｽﾎ「最後にﾒﾝﾊﾞｰになったAです^^」

ｵｯﾊﾟがわたしを紹介すると、SHINEEのみんなの視線が一斉にわたしに集まった。

ﾃﾐﾝ「A？」


ｵﾆｭ「女の子みたいな名前じゃない？」


「あ、すみません。」


帽子を取って隠してた顔と髪をだした。


ｷｰ「あーーー女の子だ！！！」


ﾐﾉ「しかも可愛い…」


ｼﾞｮﾝﾋｮﾝ「いいなー…」


ﾃﾐﾝ「えー？！なんで？？」


目をまん丸にして私の顔を覗き込むﾃﾐﾝさん。


「あ…初めまして…Aです。宜しくお願いします。」


ﾒﾝﾊﾞｰと話すのは今はもう全然平気なのに…
やっぱりだめだ…。


手に汗かいてるよ…


ｶｲ「ﾃﾐﾅ、Aにあんまり近寄らないでよ。」


間に入ってくれるｼﾞｮﾝｲﾝ。


助かった。


ｷｰ「人見知り？」


ｶｲ「そんなとこです。」


「すみません…」


ｷｰ「なんで謝るの？全然気にしなくていいよ^^」


ｵﾆｭ「そうそうwﾃﾐﾝも人見知りだったし、徐々に慣れてってくれればいいよ^^」


ﾃﾐﾝ「そーそー^^w」


え、この人が人見知り？本当？


でもみんな良い人そうで良かった…


ｽﾎ「今日は練習ですか？」


ｵﾆｭ「いや、仕事前にちょっと寄っただけだから、もう行くよ^^」


ﾁｬﾆｮﾙ「俺たちも早く仕事したいです！w」


ｷｰ「練習だって仕事だぞー！」


ｼﾞｮﾝﾋｮﾝ「そーだぞ！しっかりやれよー！w」


ﾁｬﾆｮﾙ「もちろん！！頑張ります！w」


じゃあそろそろ…って出て行こうとするSHINEE先輩たち。


後ろ姿を見送ってると、突然ﾃﾐﾝさんが笑顔で戻ってきたとおもったら、わたしの前に立ち止まった。


え、なに？


ﾃﾐﾝ「Aちゃん、これから宜しくね^^」


なぜか耳元で囁くﾃﾐﾝさん。


「あ…こちらこそ…」


ｶｲ「ﾃﾐﾝ！」


ﾃﾐﾝ「ｼﾞｮﾝｲﾝの弱点見つけちゃったかもw」


わたしにしか聞こえない声でそう言って走り去って行った。


外からは大きな歓声が聞こえてくる。


ｼﾞｮﾝｲﾝの弱点？なんのことだろう？


ｶｲ「…大丈夫？」


「うん。」


ｶｲ「ﾃﾐﾝ、なんて？」


「なんかｼﾞｮﾝｲﾝの弱点がどーのって。」


ｶｲ「！！」


ﾁｬﾆｮﾙ「え？ｼﾞｮﾝｲﾝの弱点？なにそれ、俺も気になる！」


ﾍﾞｸ「俺も気になる。」


ｶｲ「き、気にしないでいいから！！」


ｼﾞｮﾝｲﾝの顔が少し赤かった気がした。

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