１３人目 −２−

笑顔 〜ｾﾌﾝside〜 ページ3

口の周りにたくさんの抹茶ｱｲｽをつけて某然とするｼﾞｮﾝｲﾝとそれを見て笑ってるA。

なんか、Aが楽しそうで嬉しい。
ここ最近はわりと笑うようになったし、話もするようになった。


ごめんねと言いながらも口元が笑っているが、俺にﾄｯﾎﾟｷﾞを渡すと、鞄からﾃｨｯｼｭを出してｼﾞｮﾝｲﾝの口元を拭いてあげてる。

あ…いいな…｡

たぶんｼﾞｮﾝｲﾝの顔が赤くなってる。
黒いからあんまりよくわからないけど…。

「怒った？」

ｶｲ「べ、べつに｡」

「ごめんね…？なんかこーゆーの初めてだから…楽しくて。許して？」

少し上目遣いでｼﾞｮﾝｲﾝを見ている。
わざとじゃないところが怖い。

恥ずかしくなったのか、突然ｼﾞｮﾝｲﾝが持っていたｱｲｽをAの口元に反撃した。

「ちょ、ちょっと！」

ｶｲ「仕返しだよw」

「謝ったのに〜！」

自分で口元を拭いてると思ったら突然はっとした顔で俺を見た。

え？

次の瞬間、口元がひやっとした。

ｾﾌﾝ「…A〜！」

俺もやられたみたいだ。

「あはは^^可愛い。」

Aが楽しそうだから、いいや。

ｶｲ「なんで嬉しそうなんだよw」

「本当w」

ｶｲ「ほら、拭けよ。」

ｾﾌﾝ「いや、両手塞がってるし…A拭いてよ〜。」

「しょーがないな。」

ふふっと笑って拭いてくれた。

ｾﾌﾝ「Aの笑いかたってなんかほわほわしてて好き。」

「え？」

あ、やばい。つい口に出てしまった。
顔を真っ赤にしてるA。
ｼﾞｮﾝｲﾝも驚いてる。

「わたしは、ふにゃふにゃ笑うｾﾌﾅが好きだよ。」

え？
今なんて？

「ほ、ほら、もう行くよ！」

今きっと最上級にふにゃふにゃしてる。

内緒の約束→←寄り道

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す