１３人目 −２−

禁止〜ﾙﾊﾝside〜 ページ15

部屋に来て見るとAの姿が見当たらない。


ﾙﾊﾝ「Aは？」


ｾﾌﾝ「あ、そういえばﾁｬﾆｮﾙﾋｮﾝ呼びに行ったっきり戻って来てないです。」


何それどうゆうこと。


ﾙﾊﾝ「戻って来てないってどれくらい？」


DO「10分くらいじゃないかな？なんかケンカしてたみたいだし、話してるんじゃないかな？」


あぁ、昨日のか。


しょうがない。あと少し待ってあげようかな。


そう思ってﾘﾋﾞﾝｸﾞの席に着くとｼｳちゃんが隣に座ってにやにやしてた。


ﾙﾊﾝ「なに？」


ｼｳﾐﾝ「気になってるでしょ？」


ﾙﾊﾝ「当たり前でしょ。ﾁｬﾆｮﾙは信用ならないし。」


ｼｳﾐﾝ「ははっ。たしかに。」


ｼｳちゃんは面白そうに話してるけど、俺は全然面白くない！
ﾁｬﾆｮﾙのことだから、何してるかわからない。
ﾁｬﾆｮﾙがAのことを相当好いてるのだってわかってるし。


ｷｽとかはしないよね？さすがに？


あ、だめだ、もう気になる。


席を立ち上がってﾁｬﾆｮﾙの部屋にﾉｯｸもしないで入る。


は？


何してんの？


寝てんの？


ありえない


Aを抱き締めるﾁｬﾆｮﾙを足で引き剥がす。


ﾁｬﾆｮﾙ「うわっ？！」


驚いた顔をするﾁｬﾆｮﾙ。


ﾙﾊﾝ「なにしてんの？」


ﾁｬﾆｮﾙ「なにって寝てただけだよ。」


今だｽﾔｽﾔと眠るAを抱き抱え、部屋を出ようとすると、ぱっとAの目が開いた。


「えっ？」


ﾙﾊﾝ「A、寝るなら自分の部屋で寝て。」


「あ、わ、わたし寝てた？も、もう起きるから下ろして？！」


Aをさっと下ろす。


ﾙﾊﾝ「ﾁｬﾆｮﾙの部屋はいるの禁止。」


「へ？」


ﾁｬﾆｮﾙ「いや」


ﾙﾊﾝ「つかﾁｬﾆｮﾙじゃなくても、男の部屋にのこのこと入ったらだめ！」


「…ごめんなさい…」


ﾁｬﾆｮﾙ「ﾋｮﾝ。Aが悪いんじゃないから。」



ﾁｬﾆｮﾙは俺たちの方に近寄ってくるとAの腕を引いて部屋から出て行った。

可愛い→←忘れて〜ﾁｬﾆｮﾙ〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す