１３人目 −２−

怒ってる？ ページ13

今日はいつもより少し早めに練習を切り上げて、ｸﾘｽｵｯﾊﾟの誕生日ﾊﾟｰﾃｨｰをやるみたいだ。


宿舎に着くと、焼肉の準備を始めるｷﾞｮﾝｽｵｯﾊﾟ。
それを私も手伝う。


ｷﾞｮﾝｽ「ありがとうA^^」


「いつも1人でやってるの？」


ｷﾞｮﾝｽ「うん、基本的にはね。」


「そっか。これからは私が手伝うよ^^」


そう言うと嬉しそうに笑うｵｯﾊﾟ。


可愛いな。


そんなことを思いながらもテキパキと支度を終わらせた。


ｷﾞｮﾝｽ「誰かMのﾒﾝﾊﾞｰに連絡してー！」


ｾﾌﾝ「僕がします〜」


ｶｲ「お腹すいた。」


ｽﾎ「ﾁｬﾆｮﾙは？」


ﾍﾞｸ「部屋から出てこない。」


昨日ﾙﾊﾝｵｯﾊﾟと出掛けて帰ってきてから一切口を聞いてくれないﾁｬﾆｮﾙｵｯﾊﾟ。


一言言われたのは


“携帯の電源まで切って何してたの？”


返事をする間も無くそう吐き捨てて部屋に入ってしまったｵｯﾊﾟ。


部屋にも入れてもらえず、練習中もほとんどシカト。


ｶｲ「…呼んでくるよ。」


「ｼﾞｮﾝｲﾅ､わたしが呼んでくる。」


ﾁｬﾆｮﾙｵｯﾊﾟとずっとこのままなんて嫌だし…


どうしたらいいかはわからないが、とりあえずﾁｬﾆｮﾙｵｯﾊﾟの部屋をﾉｯｸをして一言声をかける。


予想通り、返事はなかった。


いいや、こうなったら勝手に入っちゃおう。



そっと扉を開けて中へ入ると、布団の中に潜り込んでいるようだった。


そっとﾍﾞｯﾄﾞの上に腰を下ろす。


「ｵｯﾊﾟ？ご飯だよ？ｸﾘｽｵｯﾊﾟも来ちゃうよ？」


返事がない。


寝てるのかな？


顔を覗き込むと目をつぶっていた。


肩を少しゆすってみる。


すると目を開けたｵｯﾊﾟ。


ﾁｬﾆｮﾙ「なに。」


お、起きてた。


「ｸﾘｽｵｯﾊﾟの誕生日ﾊﾟｰﾃｨｰ始まるよ？みんな待ってるからｵｯﾊﾟも」


ﾁｬﾆｮﾙ「Aこそ早く行けば？ﾙﾊﾆﾋｮﾝが待ってるんじゃない？」


「…ｵｯﾊﾟ行かないの？」


ﾁｬﾆｮﾙ「…」


また黙り込んじゃったよ。


「ｵｯﾊﾟが行かないなら、わたしも行かない。」


そう言ってｵｯﾊﾟの隣に寝転んだ。


ﾁｬﾆｮﾙ「え？ちょ、何してんの？！」


ｵｯﾊﾟの方を向くと驚いた顔をしていた。


「どうしたら機嫌治してくれるの？」


ﾁｬﾆｮﾙ「…」


「一緒に出かける約束は？」


ﾁｬﾆｮﾙ「…」


「…なんか言ってよ。」

忘れて〜ﾁｬﾆｮﾙ〜→←突然の告白？〜ﾙﾊﾝside〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す