１３人目 −２−

寄り道 ページ2

ｾﾌﾝ「あ、ねぇ、あれ食べたい。」

「ﾄｯﾎﾟｷﾞ？」

ｶｲ「お、いいじゃん。」

「…わたしｱｲｽがいいな。」

ｶｲ「じゃぁ俺もｱｲｽ。」

ｾﾌﾝ「えー？じゃぁｱｲｽでいいよ。」

ｱｲｽを買って、店を出る。

「ﾄｯﾎﾟｷﾞも買おうよ？」

ｾﾌﾝ「え、いいの？みんな食べる？」

嬉しそうだな。
なんか可愛い。

ｶｲ「組み合わせどーなの？」

「ｼﾞｮﾝｲﾝはいらないみたいだから2人で食べよう。」

ｶｲ「いや、食べるし。」

ｱｲｽを食べながらﾄｯﾎﾟｷﾞを一つ買う。

2人の間に入り、2人は楊枝でﾄｯﾎﾟｷﾞをつまむ。
両手が塞がってしまった私は仕方なくｱｲｽを食べる。


ｾﾌﾝ「口開けて？」

ふと口を開けるとﾄｯﾎﾟｷﾞが入ってくる。

う、うん。良い組合せではないかも。

「ありがとうｾﾌﾅ。」

ｶｲ「A、何ｱｲｽ？」

「抹茶ー。」

ｶｲ「うわ。特に合わなそうだな。」

「ｼﾞｮﾝｲﾝは？」

ｶｲ「俺はﾊﾞﾆﾗ。」

ｾﾌﾝ「俺も^^」

2人とも無難だな。
ﾄｯﾎﾟｷともそんな相性悪くなさそうだし。

ｶｲ「食べる？」

突然目の前にｱｲｽが。

「じゃぁ一口。」

なにこのﾊﾞﾆﾗおいしー！！

抹茶も美味しいんだけど…


ｶｲ「ﾊﾞﾆﾗにすればよかった？w」

ﾆﾔﾘと笑うｼﾞｮﾝｲﾝ。

「べ、べつに？抹茶も美味しいもん。」

ｾﾌﾝ「抹茶食べたいな…。」

「いいよ。」

ｾﾌﾝの口の前にｱｲｽを差し出す。

ﾍﾟﾛｯと一口。

ｾﾌﾝ「美味しい〜^^」

「でしょ？美味しいよね^^」

ｶｲ「え、俺も食べる。」

「ｼﾞｮﾝｲﾝにはあげない。」

ｶｲ「え？なんで？」

「抹茶バカにしたでしょ。」

ｾﾌﾝ「そーだよ。ｼﾞｮﾝｲﾝには食べる資格ないよ。」

ｶｲ「なんだよそれ。」

ぶすくれた顔のｼﾞｮﾝｲﾝ。

「…そんなに食べたい？w」

ｶｲ「…いい。」

拗ねてる？
やだ、可愛い。そして面白い。

「食べなよ、ほら。」

ｼﾞｮﾝｲﾝの口元に運ぶが、そっぽむいてしまう。

「本当にいらないの？」

ｶｲ「いらないよ。」

ｾﾌﾝ「まさかいじけたの？w」

は？って顔でｼﾞｮﾝｲﾝがｾﾌﾝの顔を見た瞬間、口元に無理矢理抹茶ｱｲｽを押し付けた。

笑顔 〜ｾﾌﾝside〜→←高校

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す