夜食 ページ48
ｶｲ「ﾃﾐﾝの馬鹿野郎！」
ﾃﾐﾝ「ごめんって〜！撮影が予想以上に長引いちゃってさ〜！」
ﾃﾐﾝが来たのは夜中の2時を過ぎてた。
ｼｬｲﾆｰのﾏﾈｰｼﾞｬｰさんに車で宿舎まで送ってもらう。
ﾃﾐﾝ「だいたい寝る方が悪くない？俺はちゃんと連絡もしたからね？」
そう。練習しててさすがに疲れて横になってたらいつの間にか寝ていたらしく、連絡にも気付かず、ﾃﾐﾝが来るまで爆睡していた。
Aが心配で、宿舎に到着するとﾏﾈｰｼﾞｬｰさんにお礼をして、宿舎に急ぐ。
Aの部屋の扉を開けると、部屋は真っ暗で誰もいない。
もしかして…ﾋｮﾝの部屋？
誰だ？
ﾁｬﾆｮﾙﾋｮﾝ?
いや、ﾙﾊﾆﾋｮﾝ?
焦りを感じていると、後ろから声をかけられた。
「ｼﾞｮﾝｲﾅ…？」
振り向くと首を傾げるA。
ｶｲ「…よかった…。」
「え？」
ｶｲ「ごめん、遅くなって…」
「ううん、大丈夫だよ？…それより、随分長く練習したね。大丈夫？」
ｶｲ「あぁ、うん。」
途中寝てたし。
「ご飯は食べたの？」
ｶｲ「…あ食べてない。」
「お腹すいてる？」
ｶｲ「思い出したらすいてきたかも。」
「よかった。夜食作っておいたの。」
ｶｲ「…まじ？」
「用意してくるから、部屋で待ってて？」
そう言ってｷｯﾁﾝへ入って行く。
言われた通り、中へ入り座る。
こんなに焦るなんて思わなかった…。
まぁ…とりあえず待っててくれてよかったけど、なんて言おう…。
「お待たせ。」
ﾃｰﾌﾞﾙに置かれたお盆にはｽｰﾌﾟとおにぎりが乗っていた。
うまそう。
ｶｲ「いただきます。」
「召し上がれ。」
おにぎりもｽｰﾌﾟも美味い。
それに、俺のために作ってくれたと思うと嬉しい。
「…不味くない？」
ｶｲ「美味しいよ。」
「そっか。よかった。」
ｶｲ「また作ってよ。」
「うん。」
なんて言おうか考えながら黙々とご飯食べる。
「ｼﾞｮﾝｲﾅ。そんなにお腹空いてたの？それで足りる？」
ｶｲ「あ、あぁ、大丈夫。」
「ならいいけど…。あ、そういえば話って？」
ｶｲ「え？あ、あぁ、えっと…」
「あ、別に食べ終わってからでいいよ。」
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作者名：naka | 作成日時：2014年2月26日 20時
