心配？ ページ29
いつの間にか眠っていたらしく、目が覚めると、ﾍﾞｯﾄﾞの中にいた。
あれ？…自分の部屋？
なんでだろ？ﾁｬﾆｮﾙさんの部屋にいたはずなのに…
時計を見てみると19時半を過ぎていた。
あ、もうｷﾞｮﾝｽさん帰ってきてるのかな…？
部屋を出てﾘﾋﾞﾝｸﾞに行ってみると、ﾁｬﾆｮﾙさん、ﾍﾞｯｷｮﾝさん以外のKの4人がご飯を食べていた。
ｽﾎ「あ、A起きたの？起こすの悪いかと思ったから、先食べちゃった。」
「あ、大丈夫です。」
ｷﾞｮﾝｽ「ﾁｬﾆｮﾙの看病してくれたんだよね？ありがとね^^」
「いえ｡…ﾁｬﾆｮﾙさんは？」
ｷﾞｮﾝｽ「さっき様子見に行ったらだいぶ良さそうだったよ^^」
「そうですか。」
よかった。
「あ…そういえば」
ｷﾞｮﾝｽ「あ、Aもご飯食べるよね？ごめん、すぐ用意するよ！」
「いえ、そうじゃなくて、誰がわたしを部屋に…？」
ｷﾞｮﾝｽ「あー！ﾙﾊﾆﾋｮﾝだよ。なんかぶつぶつ言いながら運んでた^^」
ﾙﾊﾝｵｯﾊﾟが？なんでかな？
まぁいいか。
「わたし…ちょっと様子見てきます。」
ﾁｬﾆｮﾙさんの部屋に入り、ﾍﾞｯﾄﾞの横にしゃがみ込む。
本当だ。
さっきは苦しそうだったけど、だいぶ良さそう。
そっと頬に触れてみると、さっきよりも熱は下がったようだ。
すー…すー…
規則正しく聞こえる寝息。
なんだか落ち着く。
ﾍﾞｯﾄﾞに顎を乗せて、寝息に耳を傾ける。
ばたんっ
突然扉が開いて、ﾙﾊﾝｵｯﾊﾟが入ってきた。
ﾙﾊﾝ「何してんの？」
「ちょっと様子を見に…」
ﾙﾊﾝ「ふーん。」
そう言ってわたしの隣にしゃがみこむ。
ﾙﾊﾝ「電話したんだけど。」
「え？」
ﾙﾊﾝ「出ないから帰ってきてみたら、ﾁｬﾆｮﾙなんかの部屋で寝てるし。」
出ないからって帰ってきたの？
でも、
「具合悪い時は心細いだろうからって言ったのｵｯﾊﾟですよね？」
ﾙﾊﾝ「だからって普通寝る？」
「寝るつもりはなかったんですけど…」
横を見ると少し不機嫌そうに見えた。
ﾙﾊﾝ「心配したんだからね？」
え？心配…？
わたしを…？
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作者名：naka | 作成日時：2014年2月26日 20時
