１３人目 (ページ26)

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初めてページ26

お粥を作り、部屋へ持って行く。

布団を頭までかぶっている。
寝ちゃった？

そっと布団をめくる。

ﾁｬﾆｮﾙ「ごめん…なんか寒くて…。」

辛そう…。

「食べれますか？」

ﾁｬﾆｮﾙ「…うん…。」

ゆっくり起き上がるﾁｬﾆｮﾙ。
肩から布団を巻きつけてあげる。

ﾁｬﾆｮﾙ「A、これじゃ食べれないよ。」

「口･･･開けてください。」

ﾁｬﾆｮﾙ「食べさせてくれるの？」

横に座り、ｽﾌﾟｰﾝを口の前に運ぶと、ぱくっと食べた。

は、初めてやったから…こんな恥ずかしいなんて思わなかった。

これ全部食べさせてあげるの？

ﾁｬﾆｮﾙ「おいし～^^」

この人は病人なんだから！いや、でも、やっぱ恥ずかしい…｡

ﾁｬﾆｮﾙ「A？…なんか顔赤いけど…まさか熱うつしちゃった？！」

「あ、いや、大丈夫です！」

変なことを考えないように、二口目を慌てて口の前に差し出す。

ﾁｬﾆｮﾙ「…ｸｸｸwなんか手震えてるけど…もしかして照れてる？」

ﾆﾔﾆﾔしながら聞いてくる。

「げ、元気なら自分で」

ﾁｬﾆｮﾙ「え、全然元気じゃないよー。」

今度はぐったりとした顔をしてる。

「…まだ寒いですか？」
なんだか心配になる。

ﾁｬﾆｮﾙ「ん？Aがいてくれるから平気^^」

恥ずかしくて言葉がでない。

ﾁｬﾆｮﾙ「あー！また顔を真っ赤になったー！」

「は、早く食べてください！」

ﾁｬﾆｮﾙ「…可愛い。」

こ、今度は真顔でなんなの？！

どうしたらいいかわからず、無言でｽﾌﾟｰﾝを口の前に持って行くとぱくっと一口。

どんどんと口に運んでいく。

ﾁｬﾆｮﾙ「ちょ、ちょっと待って」

詰め込みすぎて苦しそう。

「ご、ごめんなさいっ！」

慌てて背中をさすると、ごくんっと飲み込んだ。

ﾁｬﾆｮﾙ「あはは^^大丈夫だよ。」

「本当ごめんなさい…。こんなことするの初めてで…」

ﾁｬﾆｮﾙ「こんなことって？」

「た、食べさせてあげたりとか…」

ﾁｬﾆｮﾙ「そーなの？それすげー嬉しい！」

「とりあえず、早く食べてください。」

出来るだけ冷静を装う。