１３人目 (ページ20)

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風邪？ページ20

やっぱりこの人風邪ひいてる。それに少し顔赤いんじゃ･･･。

手を伸ばして額に触れようとすると、扉が空いてﾃｻﾝｵｯﾊﾟとMのﾒﾝﾊﾞｰが入ってきた。

ﾁｬﾆｮﾙ「A今何しようとした？」

「･･･別になんでもないです。」

ほんと･･･今何しようとした私･･･？

ﾃｻﾝ「待たせたな！今日集まってもらったのは、ﾃｨｰｻﾞｰ撮影のためだ！」

ｼｳﾐﾝ「ﾃｨｰｻﾞｰ！なんか俺たちも本当ついにだなぁ～！！」

ﾃｻﾝ「撮影は２週間後、3日間で全員分の撮影を終わらせる。今日は軽く練習して、明後日からみっちり頑張ってもらうからな！」

ｵｯﾊﾟから説明を終え、ﾀﾞﾝｽの先生が入ってくると、すぐ戻るからとﾃｻﾝｵｯﾊﾟは出て行った。

大きなｽｸﾘｰﾝに映像を映し出す。ﾀﾞﾝｻｰさんたちがわたしたちの代わりに踊っているﾃｨｰｻﾞｰ映像。

なんかすごいなー。どれもかっこいい･･･。

ﾁｬﾆｮﾙ「ｸｼｭﾝｯ」

まただ。後ろを振り向くと、くしゃみをしながらも壁に寄りかかり真剣に映像を見ていた。

わたしに気付くと、俺にできるかな～なんて笑ってみせた。

大丈夫なのかな…。

映像を見終わると全員に自分の振り付けの入ったDVDを配る。

先生「今日はそれを見て、振りを覚えておくこと。明後日、きちんと練習に入ってもらうからなー。」

そう言うと部屋を出て行ってしまった。

わたしはﾁｬﾆｮﾙさんの隣に座ると、驚いた顔でこっちを見てくる。

「大丈夫ですか？」

ﾁｬﾆｮﾙ「何が？Aこそ俺の隣になんか来て大丈夫？」

そう楽しそうに聞いてくる。
自分でもびっくりするけど、なんだか気になった。

「風邪ひいたなら無理しないでください。」

ﾁｬﾆｮﾙ「心配してくれてるの？」

今度は嬉しそうだ。
もう知らない。立ち上がろうとすると腕を掴まれた。

ﾁｬﾆｮﾙ「ありがと。でも大丈夫だよ」

握られた手から熱が伝わってくる。まさか熱もあるんじゃ…。

心配をよそにﾁｬﾆｮﾙさんはﾆﾔﾆﾔしてる。