１３人目 (ページ17)

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いいこと～ﾁｬﾆｮﾙside～ページ17

ﾁｬﾆｮﾙ「あ、俺いいこと思いついた！」

寒いならくっつけばいいよね？Aをそっと抱き締める。

「ちょ！な、何するんですか？！」

慌ててるA。

ﾁｬﾆｮﾙ「だってAのせいで上着着て来れなかったんだよ？これくらいいーでしょ？･･･ｸｼｭﾝｯ」

「･･･どっちにしろくしゃみしてるじゃないですか。」

ﾁｬﾆｮﾙ「でもさっきより全然あったかいもーん。」

「…わたしの上着貸すから離れてください。」

そんなに嫌なのかなと思って様子を見てみると耳まで真っ赤になってる。

可愛すぎでしょ！！！

ﾁｬﾆｮﾙ「てゆーかAの上着はさすがに借りられないでしょ。」

俺の胸を押してくるA。

ﾁｬﾆｮﾙ「少しでいいから！あと少しこーしててよ。」

そう言うと大人しくなった。

やべー俺ちょー緊張してる。

にしてもこの態勢ちょっと辛いなー。なんて思ってたら、ｽｰｽｰと寝息が聞こえてきた。

ﾁｬﾆｮﾙ「もしかして･･･」

そっと腕を離して、顔を覗き込むとAは寝ていた。

こんなとこで寝たら風邪ひくだろ！

いつの間にか取れていたｲﾔﾎﾝをAのﾎﾟｹｯﾄにしまい込み、Aをおぶる。

うわ。軽いな。ちゃんと食べてんのかな。

つーか俺やばい。こんなﾄﾞｷﾄﾞｷするなんて･･･Aのこと好きかも。

てかさ、あんだけ嫌がってたくせに、普通寝る？

本当は嫌じゃなかったのかな～♪

ゆっくり歩いてもすぐに宿舎についた。

少し遠回りしてくればよかったかな？いや、でも、風邪ひいたら困るよな。

急いで宿舎に入り、Aを部屋のﾍﾞｯﾄﾞに寝かせた。

Aの上着を起こさないようになんとか脱がして、布団をかけてあげる。

少し乱れてしまった髪を整えて、長い前髪を耳にそっとかける。
そのまま頬にふれると柔らかくて暖かい。

うわーすべすべだ。

「･･･ん･･･」

やべっ。とっさに手を離し、立ち上がるとおでこにちゅっとキスをした。

起きてたら絶対できないからねw

ﾁｬﾆｮﾙ「おやすみ^^」

耳元で呟いて、部屋を出る。

そういえばさっき聴いてた曲･･･なんて曲だろ？今度Aに聞いてみよー。