訪問者２〜ﾍﾞｸside〜 ページ14
て、てか･･･
ﾍﾞｸ「な、中入りますか？」
ﾄﾞﾝﾍ「あぁ、大丈夫！俺もう行くし！ﾍﾞｸもいるみたいだし、安心した〜」
Aのことよろしくねなんて言ってるけど、１２人の男の中に置いてけるってﾋｮﾝどんだけ心が広いの？
ﾄﾞﾝﾍ「あ･･･Aに手出さないでね？俺の可愛い妹なんだから^^」
い、妹！？ﾋｮﾝって妹いたっけ！？驚いていると
ﾄﾞﾝﾍ「あ、妹って言っても本当のじゃなくて。妹みたいなってこと。」
ﾍﾞｸ「あ、あぁ･･･」
「ｵｯﾊﾟ、そろそろ帰ったら？わたし寝る。」
ﾄﾞﾝﾍ「帰ったらってなんだよ〜！ったく〜！」
「おやすみ。」
ﾄﾞﾝﾍ「あ、おいA!俺この上の階に住んでるからなんかあったらすぐ言えよな？」
「気が向いたらね。」
一言だけ言って中へ入ったA。
ﾄﾞﾝﾍ「ﾍﾞｸ、よろしく頼むな！」
ﾍﾞｸ「あ、あぁ･･はい。」
ﾄﾞﾝﾍ「早く行ってあげて！」
そう言われﾋｮﾝに挨拶をしてすぐに玄関へ入ると、Aはまだそこにぼーっと立っていた。
ﾍﾞｸ「A？中はいらないの？」
「･･･これ、ありがとうございます。」
そう言って俺の上着を返してきた。
ﾍﾞｸ「あ、ううん。」
表情からは何も伺えなかったけど、なんだか少し安心しているように思えた。
先にﾘﾋﾞﾝｸﾞに戻るのかと思いきや、その手前にあるｷｯﾁﾝに入って行った。
ついていくと、冷蔵庫を開けた。
「･･･これ飲んでいいんですかね･･･？」
Aが俺に見せてきたのは水のﾍﾟｯﾄﾎﾞﾄﾙ。
ﾍﾞｸ「あ、あぁ。自由に飲んで平気だよ！」
聞いてきてくれただけで、なんだか嬉しかった。
ﾍﾞｸ「あ！待って？お茶好き？」
「え？まぁ･･･」
ｷﾞｮﾝｽがいつも入れてくれるお茶が確かこの辺りに･･･
手当り次第探す俺。何必死になってんだろ。なんて思いながらも。
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作者名：naka | 作成日時：2014年2月26日 20時
