雪 ページ26
「智くんっ、雪ー！！」
窓の外は一面の銀世界。
まだベッドから出て来ない智くんを起こそうと、
寝室のカーテンをシャッと開ける。
「えぇ〜…」
「なに(笑)
嫌そうな」
「寒みぃ」
毛布を更に引き寄せて、
布団から顔も出さない智くんの
肩を揺さぶる。
「ほら、起きてー。
予定より積もったから、
マネージャー早く来るって」
「え〜、いいよ
予定通りで」
「だーめ。
渋滞するでしょ。
遅刻しちゃう」
布団を引っ張れば、
不機嫌そうなカオ。
「てか、翔くん
先に起きんなって。
寒みーじゃん」
「リビング暖っためといたよ？」
「むー…」
「ほら、早くー」
唇を尖らせて、子供みたい。
可愛い…なんて思うけど、
だめだめ、甘やかしちゃ！
「…チューしてくれたら起きる」
「何言ってんの///」
「んー」
今度は唇を突き出して。
目も瞑って。
そ、そんな当然のように待たれても
困るんだけどっっ。
考えて考えて考えて。
誰もいないのに周りキョロキョロなんかして。
結局、智くんには甘いんだ。
「…今日だけだからねっ///」
覚悟を決めて、
ちゅっと軽いキス落とせば、
ぐいっと引っ張られ、ベッドの中。
「さと…っ」
「ひと運動すれば、
もっと暖ったかくなるけど？」
耳に触れるくらいの距離で囁かれたら、
かああっと熱が込み上げて。
「智くんのバカっ！！///」
思いきり突き飛ばした。
「せっかく目玉焼きでも
作ってあげようと思ったのに。
もう知らないっ///」
バタン！と、
部屋を飛び出せば。
「翔くんっ。
卵は、おいらが焼くから！！」
慌てて追いかけてきた智くんが、
俺からフライパンを取り上げた。
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みど(プロフ) - さっちゃんさん» いつもコメありがとうございます(^ ^) ほんと社長 可愛かったですね！ 私も もっと見ていたかったです。 (2016年6月20日 17時) (
レス) id: 231ed147ce (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - みどさん、更新ありがとうございます。セカムズ 終わっちゃいましたね。可愛い社長をもう少しみたかったです。 (2016年6月19日 21時) (携帯から) (レス) id: d49252c781 (このIDを非表示/違反報告)
みど(プロフ) - まひろさん» ありがとうございます(^ ^) 智くんなら きっと、どんな翔ちゃんも受け止めてくれることでしょう♪ (2016年5月3日 18時) (レス) id: 231ed147ce (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - みどさん、かわいい嫉妬も全部受け止めてくれる智くん(*^^*)素敵なお話ありがとうございます。 (2016年5月1日 10時) (レス) id: 45d209a9ca (このIDを非表示/違反報告)
みど(プロフ) - 優子さん» ありがとうございます(^ ^) 可愛いしょーちゃんを楽しんでもらえて、嬉しいです♪ (2016年3月19日 21時) (レス) id: 231ed147ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻みど
| 作成日時：2015年11月4日 18時
