【あんスタ】吸血鬼とシスター【朔間凛月】 (ページ30)

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episode29 ページ30

凛月「気に入った？」

『うん♪』

確かに此処は、女の子が好きそうな場所だね
特に花好きの子にはね♪

『連れて来てくれてありがとう♪とても嬉しいよ♪』

凛月「どういたまして。でも此処を見つけたのは俺じゃなくてお兄ちゃんだから、お礼はお兄ちゃんに言ってよ」

『わかった♪』

次会う時ちゃんと零にお礼言わなきゃ

凛月「折角だし、行ってみようか」

『うん！行こ行こ♪』

『フフッ♪綺麗～♪』

凛月「ホントだねぇ～」

花畑の中心ら辺に座りながら、私と凛月は駄弁っていた

凛月「Aって花好きなの？」

『うん！大好き！』

凛月「そう」

凛月は優しく微笑んだ

『このお花、どういう種類なんだろう。気になるし帰ったら調べてみようかな』

凛月「調べても多分載ってないよ」

『え？』

凛月「この花は此処にしか咲かない特殊な花だから、多分町の植物図鑑には載ってない筈だよ。町の人間が此処に訪れたのなら例外だけど」

『成る程』

確かに、納得出来る
町の人達は何故か知らないけど森を毛嫌いするからね
何でなんだろう？綺麗だし、町より空気が澄んでるのにさ

凛月「まぁ、そんな事置いていて・・・よし、出来た」

『ん？』

凛月「Aにプレゼント、受け取って」

手渡してきたのは、白い花で作られたブレスレットだった

『くれるの？』

凛月「うん、その為に作ったんだから」

『クスッ、ありがとう♪』

手を伸ばして掴もうとした瞬間

ピッ

『うっ！』

触れた指先が一瞬、鋭い痛みに襲われた