退部してよかった！【青葉城西】

まじ？！ ページ4

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｢なんか今日、イライラしてるけど大丈夫？相談ならいつでも言ってね？｣

｢ありがとう。あのね……｣


昼休み、屋上でご飯を食べながら友達に愚痴った。


入学した当初は、３年生の先輩と２人でマネージャーをしていたが、先輩が引退してから麗ちゃんが入部するまでは1人で仕事をこなしてきた。だから、たとえ麗ちゃんが仕事をしなくても、１人でやっていた蓄積で、今までと変わらない仕事をしていた。

仕事もちゃんと教えたし、今までもそれとなく注意はしてきた。やっぱり、目的は男にあって、ただチヤホヤされるために部活に来ていた。あの子は、私のこと邪魔者と認識してるから、早く部活からいなくなって欲しかったんだ。だから、今回の私の行為は思うつぼなのだろうけど。

安定のあるあるで、麗ちゃんは私を陥れたみたいなので、私の1年で築き上げた信頼はゴミと化した。

及川先輩にでも、私が仕事してないなんて言ったんだろうな。
仕事をしているのは、全部わたしです！
なんて言えたらいいものの、私にそんな度胸はないし、麗ちゃんの顔が怖いから言わない。私のした仕事は麗ちゃんのもの、麗ちゃんのした仕事は麗ちゃんのもの。


一通り、友達に今までの全てを話した。思ってることを口に出すことは、案外心がスッキリするもので、気分か楽になり目線も少し前を向いた。


｢あれよ、あれあれ｣

｢どれよ、どれどれ｣

｢高校生活という名のJKライフをエンジョイしなきゃだね、それは｣


JKライフ……
考えたこともなかった。高校の3年間はバレー部に注ぐものだと思っていたから。それは、いいかもしれない。私の新しい道がひらける？！あわよくば、彼氏もできちゃう？！


｢いいね！それだ！そうしよう！｣


それから、私のJKライフが始まった。

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