まじ?! ページ13
。
それから、準決勝まで駒を進めた青城だったけど、烏野にリベンジされてしまい、春高への夢は途絶えた。
今度こそは、白鳥沢に勝って欲しいって思いながら支えて来たのに、皆からはいらないと言われ、挙句の果てには白鳥沢に当たる前に負けた。
失望したけど、清水さんにあの表情させる烏野なら、青城倒しても間違いないか。
もし私が麗ちゃんの場にいて、みんなをもっと支えて挙げられていたなら、烏野にも勝てたのかな。なんて考えたりもした。
前より気持ちは軽いし、考えることも減ってきた。
きっと新しい1歩を踏み出しているところなんだろうな。
。
また、バイトに勤しむ日々が続いている。
賄いのケーキで太っちゃうから、バイト先までは歩いて行くようになった。
大した変化はないけど。体重はキープされるようになった。
今日も学校終わってからバイト先へ直行した。
もうすぐお母さんの誕生日だから、今月は沢山稼いで何かプレゼントしたい。
いつもと変わらない日を過ごしていたはずだった。
なのになんで。なんで貴方たちがここに、、?
「Aちゃん」
そんなの聞いてないし、知らない。
夢だ、そうだ夢だ。
だって私は貴方たちに会いたくないし、会わない。
「ご注文はお決まりでしょうか?」
「この後時間ある?」
「あっても貴方たちに割く時間はないです。」
少し声が震える。
目を見て話せない。でも、貴方たちは私の目を見てくる。こわい。
店長さんも出てきた。迷惑かけてる…。
何事かって、顔を出してくれた。
何かを察した店長は、ほら行ってきなさい、と私の背中を押した。
今更私に何の用があるんだ。
別にもう、話すことなんてない。話したくないし。
あー、もう。
私の中で言葉にならない感情が、渦巻いてドロドロしてる。
「近くの公園で、待っててください。」
「ごめん、ありがとう。」
苦しそうに、被害者ヅラしないでよ。
こっちが悪い人になるじゃない。
560人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
舞姫(プロフ) - スッキリしました! ありがとうございます! (2021年3月29日 14時) (レス) id: 22ae86394b (このIDを非表示/違反報告)
まねじー(プロフ) - 更新されててめちゃくちゃ嬉しいです(;;) (2018年5月20日 17時) (レス) id: ac64ca386f (このIDを非表示/違反報告)
ホデリ(プロフ) - うん一言で言おう、最高の作品だ (2018年4月3日 10時) (レス) id: ed3662b0d9 (このIDを非表示/違反報告)
Alice* - ただの裏切りじゃなくて、夢主が前向きになっているのが最高です!これからも無理せず更新頑張って下さい!楽しみに待ってます!!! (2018年4月2日 0時) (レス) id: 999e37a267 (このIDを非表示/違反報告)
二ーナ - すごく面白いです!更新がんばってください(*´▽`*) (2018年4月1日 18時) (レス) id: b4678710e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りんご | 作成日時:2017年1月6日 21時